【モスクワ大前仁】今夏ロシアと軍事衝突したグルジアが、対露関係の修復を模索している。グルジア正教のイリヤ2世総主教が先週メドベージェフ露大統領と会談し、「関係改善」を呼びかける政府のメッセージを伝えていたことが判明。内政・外交の両面で行き詰まるサーカシビリ政権には現状打破を図る狙いがあるようだ。 タス通信などによると、イリヤ2世は5日に死去したロシア正教のアレクシー2世総主教の葬儀に参列するためモスクワを訪問し、葬儀当日の9日夜にメドベージェフ大統領と会談した。 イリヤ2世の訪露に関連し、サーカシビリ大統領は12日、「ロシアと良好な関係の構築を願っている」と発言。そのうえでイリヤ2世がメドベージェフ大統領との会談で「我々のメッセージを伝えた」と紹介した。 サーカシビリ政権の変調は、5日に断行した閣僚人事でも兆候が見える。新任のワシャゼ外相は、ラブロフ露外相と旧知の間柄。同外相は12日、グル
中国、WTO紛争で初敗訴 自動車部品輸入で高い関税2008年12月16日10時22分印刷ソーシャルブックマーク 【ロンドン=中川仁樹】中国が自動車部品の輸入に不当に高い関税をかけているとして、米国と欧州連合(EU)などが世界貿易機関(WTO)に訴えていた問題で、二審にあたるWTOの上級委員会が15日、「WTOルールに反する」として中国に是正を求める報告書を発表した。 WTOの紛争処理手続きで中国の敗訴が確定するのは、01年のWTO加盟後初めて。 中国の自動車部品に対する関税は通常は10%だが、輸入部品の使用率が完成車価格の60%以上になる場合などに税金が15%上乗せされ、税負担は完成車を輸入する場合と同等の25%となっている。 米欧側は「輸入部品への不当な差別であり、競争が不利になる」と主張、06年に提訴。中国側は「関税軽減を目的に自動車を部品として輸入する不正行為を防ぐための措置」などと
橋下知事、中国総領事式典ドタキャン…「家庭の事情で」2008年12月16日6時34分印刷ソーシャルブックマーク 大阪府の橋下徹知事が15日、駐大阪中国総領事の着任レセプションを急きょ欠席した。代理出席した副知事は「急用のため」と会場で陳謝したが、同じ頃、橋下知事はまだ庁内にいた。中国重視を掲げてきた橋下知事だけにキャンセルの理由に関心が集まっている。 公務日程によると、この日は午後5時半からレセプションに出席予定だった。ところが午後1時半すぎに欠席を発表。橋下知事は「家庭の事情」と報道陣に説明した。 レセプションには副知事が出席。午後5時45分ごろからあいさつを代読した。一方、橋下知事が公用車で府庁を出たのは午後5時50分。午後6時10分まで自身の法律事務所があるビルに立ち寄り、午後6時半に自宅に戻った。 橋下知事は今月9日、府議らの会合で「台湾に行きます」と発言。複数の関係者によると、翌
英ブラウン首相、印パ首脳に対テロで協調促す2008年12月15日9時55分印刷ソーシャルブックマーク 【チェンナイ(インド南部)=小暮哲夫、イスラマバード=杉井昭仁】英国のブラウン首相は14日、ムンバイでの同時テロ後に関係が悪化しているインドとパキスタンを相次ぎ訪問し、両国首脳と会談した。英国が同時テロの捜査や今後のテロ対策に協力することを表明し、印パ両国に緊張の緩和に向けて協調するよう促した。 インドのPTI通信によると、ブラウン首相はインドのシン首相と会談後、パキスタンのイスラム過激派「ラシュカレトイバ」がテロを実行したとするインド側の指摘について「我々はラシュカレトイバに責任があると知っており、パキスタンはしっかりと答えなければならない」と述べ、パキスタン政府の厳格な対応を求めた。 続いて訪れたパキスタンではザルダリ大統領と会談。記者会見で「英国が捜査中のテロ事件の4分の3が国際テロ
「ハイテク」駆使した古代の人工池 奈良・薩摩遺跡(1/2ページ)2008年12月15日3時30分印刷ソーシャルブックマーク 奈良時代から平安時代初期の農耕用のため池跡と取水口「木樋」(手前)=奈良県高取町、荒元忠彦撮影 出土した木簡(表側)=奈良県橿原市の県立橿原考古学研究所、荒元忠彦撮影出土した木簡(裏側)=奈良県橿原市の県立橿原考古学研究所、荒元忠彦撮影薩摩遺跡で出土した木簡の赤外線写真。右側が表側=奈良県立橿原考古学研究所提供 奈良県高取町の薩摩遺跡で、奈良時代から平安時代初期(8〜9世紀)に造られた農耕用のため池と、田に水を引く取水口の「木樋(もくひ)」が見つかった。奈良県立橿原考古学研究所が9日発表した。同研究所によると、古代の人工池が見つかるのは珍しい。池から同時に出土した木簡には、渡来系氏族が池を造成したと記されており、当時の「ハイテク技術」が駆使されたらしい。 池は幅
中国、WTO紛争で初敗訴 自動車部品輸入で高い関税2008年12月16日10時22分印刷ソーシャルブックマーク 【ロンドン=中川仁樹】中国が自動車部品の輸入に不当に高い関税をかけているとして、米国と欧州連合(EU)などが世界貿易機関(WTO)に訴えていた問題で、二審にあたるWTOの上級委員会が15日、「WTOルールに反する」として中国に是正を求める報告書を発表した。 WTOの紛争処理手続きで中国の敗訴が確定するのは、01年のWTO加盟後初めて。 中国の自動車部品に対する関税は通常は10%だが、輸入部品の使用率が完成車価格の60%以上になる場合などに税金が15%上乗せされ、税負担は完成車を輸入する場合と同等の25%となっている。 米欧側は「輸入部品への不当な差別であり、競争が不利になる」と主張、06年に提訴。中国側は「関税軽減を目的に自動車を部品として輸入する不正行為を防ぐための措置」などと
ロシア・モスクワ(Moscow)の裁判所に出廷した、人種的憎悪が動機とする襲撃を繰り返した10代の少年グループのメンバー(2008年12月15日撮影)。(c)AFP/ALEXANDER NEMENOV 【12月16日 AFP】ロシアの裁判所は15日、2006年8月から07年10月にかけてモスクワ(Moscow)などで「スラブ人らしくない」外見の人を襲い19人を殺害、その模様を録画した映像をインターネットに投稿していた10代の少年グループ7人に最高で禁固20年の実刑判決を下した。 この事件は、ソ連崩壊後のロシアで、人種差別的暴力の問題が増加していることを裏付けた。 グループのリーダー格とされるArtur Ryno、Pavel Skachevsky両被告に対しては、犯行当時未成年だったため、最高刑となる禁固10年の実刑判決が下された。 20年の実刑判決を受けたのは1988年生まれのRoman
水中で2カ月間、水が染み込まない:ナノ技術の防水繊維 2008年12月15日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Jose Fermoso 競泳のマイケル・フェルプス選手も、今ごろビビっているかもしれない。 チューリッヒ大学の研究者チームが最近開発した布地により、流体抵抗がほぼ20%低い、初めての防水水着が生まれる可能性がある。 とりあえず英Speedo International社の商売のために言っておきたいが、同社もおそらく、こういったものを研究している(日本語版記事)。 今回開発された画期的な布地は、無数の極細なシリコン・フィラメントでコーティングされたポリエステル繊維でできている。ポリエステル繊維自体は非防水性で、秘訣はこのコーティングにある。 化学的な工程によって、布地の表面上でシリコンを圧縮、40ナノメートル幅のフィラメントからなるスパイク状の構造を生
オープンソース・フリーウェアを毎日紹介するブログ。日々の業務の効率化、新しいサービスのネタ探しにどうぞ。SNS、SBS、CMS、オフィス、画像編集、ユーティリティ、Firefoxアドオン、テキストエディタ、ゲーム…ジャンルは様々。 Webサービスの企画、構築承ります いつもMOONGIFTをご覧いただきありがとうございます。 こちらはお仕事募集の案内になります。 MOONGIFTではWebサービスの企画、コンサルティングおよび構築などを承っております。ご興味のある方はinfo@moongift.jpまでお気軽にお問い合わせください。 詳細はこちら。 [GPL] [ GUI] [ Google Code] [ Mac OSX] [ Windows] [ アニメーション] [ オープンソース] [ 動画] モーションキャプチャという技術はご存知だろう。よく光学式が採用されるが、人の
2008年12月02日 Flickrを200倍使いやすくするツールのまとめ 200倍は言い過ぎかもしれませんが、Flickrというと、画像は沢山登録されているのに目的の画像がざくざくというわけにも行きません。そんなときに使えるツールなど。 ◆日本語で詳細画像検索igosso ■igosso : 画像検索 コモンライセンスがフリーかどうか調べるときに使えそうです。その他様々なマニアックな検索が出来て◎。 ◆色で画像を検索 ■Multicolour Search Lab - Idee Inc. 色で画像検索が出来ます。しかもAND検索なども出来るので、青と赤などのパターンも可能。 ◆色で画像を検索(リアルタイム) ■Flickr Color Selectr カラーピッカーでリアルタイムの検索が見やすい ◆色+シルエットで画像を検索 ■All images 色だけでは絞れない。シルエットも描い
地名を由来に忠実に表記した地図「Atlas of True Names」を発売されました。普段意味を考えずに使っているシカゴやパリなどの地名に実はこんな意味があったのか、と話題を呼び、人気商品となっているようです。 詳細は以下から。In Place Names, Old Meanings Made New - The Lede Blog - NYTimes.com Atlas of True Names イギリスのKalimedia社が発売したこの地図、ヨーロッパ地図と世界地図があり、価格は各4.99ポンド(約668円)とのこと。 こちらが世界地図。 これがヨーロッパ図。 シカゴは「Stink Onion(くさいたまねぎ)」パリは「City of Boatmen(ボートこぎの街)」など、有名な地名に意外な意味があって面白いです。地図にはインデックスも付いていて地名の由来が説明されています。
老化を抑え、長寿にかかわると考えられる遺伝子を、京都大学生命科学研究科の西田栄介教授(細胞生物学)らの研究チームが、地中生物「線虫」を使った実験で確認、研究成果が15日発行の英科学誌「ネーチャー」に掲載される。同じ遺伝子はヒトにもあり、老化による病気の研究などにもつながる成果という。 この遺伝子は「Rheb(レブ)」と呼ばれ、これまではエネルギーの伝達などにかかわると考えられてきた。 研究チームは、レブの働きを失わせた線虫を作り、2日おきに餌を与えたり、与えなかったりする「断続的飢餓の状態」を作り出す実験を実施。その結果、通常の線虫は、約20日の寿命が10日伸びて約30日になるのに対し、レブの働きを失った線虫は、寿命が伸びないことがわかった。 哺乳(ほにゅう)類でも、食事をとったりとらなかったりする状態にすれば、老化を防ぐ作用があるとされ、動物を使った実験でも確認されているという。 今回の
一党独裁体制終了求め署名 中国、弁護士ら300人以上が民主化要求 (1/2ページ) 2008.12.10 19:01 【北京=野口東秀】中国の学者や弁護士、新聞記者ら303人が、人権の保障や民主化、共産党の一党独裁体制の終結を求めて署名した「08憲章」と題する声明が10日、インターネット上で発表された。世界人権宣言採択から60周年に合わせたもので、大半が実名で一党独裁を批判するのは異例だ。当局は“仕掛け人”とみられる著名な反体制作家、劉暁波氏(53)を拘束したもようで、今後、署名者ら体制批判者への締め付けを一層強化するとみられる。 署名したのは、故趙紫陽元党総書記のブレーンだった鮑●(=杉の木へんを丹に)氏、天安門事件で息子を亡くした元大学助教授の丁子霖氏、独立系作家の余傑氏、法律学者の賀衛方氏ら。 同憲章では「中国は実質的に党の天下だ。党は政治、経済、社会の資源を独占。政治改革を拒否し
中国とフランスの関係がサルコジ仏大統領とチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世が会見したことで最悪になっている。中国側は制裁は発表していないが、エアバスなどの大型契約の破棄や仏大手スーパー、カルフールの不買運動をちらつかせている。だが、サルコジ大統領は「欧州の価値観を否定しない」と述べ、自由と独立を擁護(ようご)していくことを表明した。 それにしても、なぜ、フランスなのか。ブッシュ米大統領、ブラウン英首相、メルケル独首相もダライ・ラマと会見しているが、中国は“黙殺”している。 フランスは1964年にドゴール大統領が西側の主要国家として初めて、共産党が統治する中国を承認した。49年に共産党による新中国が誕生した1年前の48年には、パリで世界人権宣言が調印された。パリが調印式の地となったのは1789年のフランス革命で「人権宣言」がなされたからだ。「人権国家フランス」と呼ばれるゆえんだ。 1
タイで発見され、世界自然保護基金(WWF)の「WWFメコンプログラム」で報告されたマムシの1種、Gumprechts green pitviper(2008年12月15日写真提供)。(c)AFP/WWF 【12月15日 AFP】世界自然保護基金(World Wildlife Fund、WWF)は15日、東南アジア・メコン川流域の大メコン圏(Greater Mekong)で、過去10年間に1000種を超える新種の動植物が発見されたと発表した。 WWFは「First Contact in the Greater Mekong(大メコン圏における最初の接触)」と題した報告書で「1997年から2007年の間に、少なくとも1068種の動植物が科学的に正式に新種として記載された」と記した。 「生物学的な宝庫」とWWFが呼ぶ大メコン圏で最近発見されたもののなかには、ディナー皿ほどの大きさのクモや、110
パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)のガザ市(Gaza City)で、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の創設21周年式典に参加する数千人の支持者ら(2008年12月14日撮影)。(c)AFP/MAHMUD HAMS 【12月15日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)は14日、19日に期限切れを迎えるイスラエルとの半年間の停戦期間を延長しない考えを明らかにした。ハマス政治部門の最高指導者ハレド・メシャール(Khaled Meshaal)氏のインタビューを、ハマス系メディア「アルクッズ(Al-Quds)」が衛星放送で放映した。 メシャール氏は、シリアのダマスカス(Damascus)で、「イスラエルとの停戦期間は6か月限りで、19日に失効する」と表明。イスラエルが「停戦の公約を尊重せず、ガザ地区の封鎖
エクアドルの首都キト(Quito)のコトパクシ火山にある氷河(2004年1月3日撮影)。(c)AFP/Jorge VINUENZA 【12月15日 AFP】国際社会の地球温暖化に対する取り組みが進展せず、グリーンランド氷河が後退する速度に遅れを取っている昨今、かつては「クレイジー」「危険」とみなされていた地球救済策が脚光を浴びるようになってきた。 「急場しのぎ」として注目を集めつつある救済策は、門外漢にとっては、さながらサイエンスフィクションに材をとったように聞こえるかもしれない。 その1つが、鉄を含んだ塵(ちり)を海にまくというものだ。二酸化炭素(CO2)を吸収する表層プランクトンの成長を促進する狙いがある。プランクトンが死んでも、吸収されたCO2は、死骸(しがい)もろとも海底に沈むという利点もある。 もう1つは、1995年にオゾンホール研究でノーベル化学賞を受賞したパウル・クルッツェン
アフガニスタン、ワルダク(Wardak)のMaydan Shahrで丘の上に立つ旧支配勢力タリバン(Taliban)の戦闘員(2008年9月26日撮影)。(c)AFP 【12月14日 AFP】米国はアフガニスタンからインドまでに分布するイスラム勢力との関わりに巻き込まれつつあり、「テロとの戦い」における中心的な同盟国パキスタンへの依存度を高めざるを得なくなっているが、そのパキスタンの立場が危うさを増していると、複数の専門家らが警告している。 11月末、172人が死亡したインド・ムンバイ(Mumbai)同時襲撃事件の黒幕は、カシミール(Kashmir)地方の分離独立を主張するパキスタンのイスラム系過激派「ラシュカレトイバ(Lashkar-e-Taiba、LeT)」だったが、イスラム勢力の影響力はアフガニスタン、パキスタン、インド、さらに広い範囲へも及びつつある。 ■武装勢力の成長の中心はパキ
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