【ニューデリー=小暮哲夫】政府軍と武装組織「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」の内戦が最終局面にあるスリランカ北部の状況について、国連人権高等弁務官は13日、「信頼できる情報筋によれば、1月20日以来、(戦闘による砲撃で)2800人以上の市民が死亡し、7千人が負傷した可能性がある」とする声明を出した。 声明は、15万〜18万人の市民が戦闘地域に閉じこめられていると推計。死傷者の3分の2以上が、政府がLTTE支配地域内に設けた「(砲撃をしない)安全地帯」で出ているとし、「市民の被害のレベルは本当に衝撃的であり、戦闘がこのように続けば、犠牲が破滅的になる恐れがある。紛争地域では食料や医療品も手に入らない」と深刻な懸念を表明した。 LTTEに対しては「報道では、市民を『人間の盾』として囲い込み、子供を含む市民を強制的に兵士として徴用している」と批判した。 AFP通信によると、スリランカ
アラブ首長国連邦ドバイ(Dubai)の人工島パーム・ジュメイラ(Palm Jumeirah)の海岸で子どもを抱く母親(2008年10月23日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/KARIM SAHIB 【3月15日 AFP】アラブ首長国連邦ドバイ(Dubai)のアラビア語紙エマラート・アル・ヨウム(Al Emarat Al-Youm)は14日、ドバイ当局が公共の場所での「不適切な行為」を禁じた新しいガイドラインを策定したと伝えた。 このガイドラインは、すべての公共の場所において、いかなる形であれ裸になること、大音量で音楽を流すこと、男性と女性がキスをすること、そして結婚していないカップルが手をつなぐことを禁止している。違反すると収監されることもあるという。また指定された場所以外で酒を飲めば、少量であっても罰金や禁固刑を科すことも定めている。 アラブ首長国連邦を構成する7つの首長国の
テロ組織などを監視する米情報収集企業インテルセンター(IntelCenter)が公開した国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の画像(2009年3月14日公開)。(c)AFP/INTELCENTER 【3月15日 AFP】カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)は14日、国際テロ組織アルイカイダ(Al-Qaeda)の指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の音声とされるテープを放送した。 この中でビンラディン容疑者は、アラブ諸国の指導者の中にイスラエルや欧米諸国と「共謀して」イスラム教徒に敵対した者がいるとして非難し、パレスチナ解放のための聖戦を呼び掛けた。 聖戦ではヨルダンからヨルダン川西岸地区に攻め込み、さらに周辺地域を攻撃すべきだと述べ、「敵を利する活動を行っている」
【ホーシャム(英国南部)=木村正人】世界的な経済危機を克服するための20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席した与謝野馨財務・金融・経済財政担当相が14日、記者会見し、日本がアジアなど途上国に計50億ドル(約4900億円)で太陽光発電など環境インフラ整備を支援する「環境投資支援イニシアチブ」を創設することを表明した。 同イニシアチブでは今後2年間、日本政策金融公庫の国際部門、国際協力銀行(JBIC)を通じ、環境に優しい発電事業や都市交通網の整備など民間事業への融資を目指している。 与謝野氏は記者会見で、国際決済銀行が国際業務を行う金融機関に課している自己資本比率規制(BIS規制)の引き上げについて「現行の8%以上を維持しつつ、好況時に銀行の資本を積み増し、不況時に取り崩す仕組みをつくることが重要だ」と強調した。 今回、財政出動や金融規制で欧米の溝が指摘されたが、与謝野氏は「財
【カイロ=村上大介】カタールの衛星ニュース局アルジャジーラは14日、国際テロ組織アルカーイダ指導者のウサマ・ビンラーディン容疑者が、昨年末から約3週間続いたイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への大規模攻撃について、「イラクを解放する聖戦で最大の敵を打ち倒し、その次の段階としてヨルダンからパレスチナに攻め込み、解放のための聖戦を行え」と、イスラム教徒に呼びかける音声声明の抜粋を放送した。 声明はまた、「『穏健派』といわれるアラブ指導者たちがシオニストと十字軍の連合(イスラエルと米国)の共犯者であり、その立場を受け入れる者は大きな罪を犯している」と非難した。
日本企業が参画するロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」が今月末、日本向け液化天然ガス(LNG)の出荷を始める。これにより、日本は今後20年以上、天然ガス需要の7%をロシアに依存する見通しだ。しかし、日露間では、経済関係が深まる一方で、最大の懸案である領土問題は進展がない。日本の北方領土を管轄するサハリン(樺太)は、いびつな形で進む日露協力が浮き彫りになっていた。(ユジノサハリンスク 遠藤良介) 大雪原の果てに姿を現したサハリン2のLNGプラントは、雪空の下で絶え間なくオレンジ色の炎をはき出していた。サハリン州の州都、ユジノサハリンスクから車で1時間強のプリゴロドノエ村。サハリン島南端のこのプラントで2月18日、日露首脳も出席して盛大な稼働式典が行われ、その模様はメドベージェフ大統領の発言とともに大々的に報じられた。 しかし、式典に先立って行われた日露首脳会談については、地元有力
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