民主党の小沢一郎幹事長が党機関紙のインタビュー記事で、党所属議員に政権党としての心構えを説いた。政府外の議員には政府の実績づくりの支援に徹するよう求め、政策決定に「党の機関はノータッチ」と宣言。閣僚らには国会答弁で官僚に頼らぬようクギを刺し、「脱官僚依存にはこれが一番」と唱えている。 小沢氏は「党運営の基本は、あらゆる選挙で勝利するための日常活動と、政府の法案を成立させて民主党政権の実績を作ることだ」と説明。来年夏の参院選の勝利に向け、年内に1次公認を発表すると表明。単独過半数を目指す姿勢を鮮明にした。 政府外の議員には「政権与党」としての自覚を促し、「議員立法や野党として政府の追及が仕事だったが、これからは政府の会議で直接意見を述べ、閣法(政府提出法案)に反映させることが主な仕事になる」と指摘。議員立法は「政治家の活動に直接かかわる国会法、公職選挙法、政治資金規正法、選挙制度など」に