ドイツ、ベルリン(Berlin)の公園でベンチに座る高齢の女性(2008年6月18日撮影)。(c)AFP/BARBARA SAX 【8月2日 AFP】高齢者が骨を丈夫にしようとカルシウムのサプリメントを摂取すると、心臓発作のリスクを高める可能性があるという研究結果が前月30日、英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」に発表された。骨粗しょう症の予防や治療法に見直しを迫る内容だ。 カルシウムの錠剤は、骨を強化するために広く処方されているが、ニュージーランド・オークランド大学(University of Auckland)のイアン・リード(Ian Reid)教授率いるチームが、健康な高齢女性1万2000人を対象に行った11の臨床実験では、カルシウム剤の摂取によって、心臓発作やその他の循環器系障害の発症数が増える可能性が示された