人類学者に骨が持ち出された百按司墓=今帰仁村運天 昭和初期に人類学の研究者らが今帰仁村運天の百按司(むむじゃな)墓から持ち出した人骨が少なくとも26体、京都大学(京都市)に75年間以上、保管されていたことが分かった。研究目的で持ち出され、現在も返還されていない。同様に研究目的で北海道大学に保管されていたアイヌ民族の遺骨が昨年、遺族らに返還されたことから、一部の研究者らは「琉球人の遺骨も沖縄に返還すべきだ」と訴えている。先住民族が遺骨の返還を求める権利は、国連が2007年に採択した先住民族の権利宣言で認められている。 今帰仁村教育委員会が04年の調査で確認した。 琉球新報は京都大学に対し「琉球人の骨を現在も保管しているか」「当時の発掘調査は適切だったと考えているか」などを質問したが、同大学は「本件について個別の問い合わせには応じかねる」としている。 今帰仁村教委の調査によると、台湾の国立台湾
![京大に琉球人骨26体 昭和初期から未返還 学者収集 - 琉球新報デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4273f85ca7fbd1e75c69f4081950fe19d567ebdb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fryukyushimpo.jp%2Ftachyon%2Flegacy%2F002%2F201702%2F3eb1fd6880f1722f20cb7ba63391e04c.jpg)