![フィンランド国立図書館、自治体向け共同電子図書館サービスを開始:200以上の自治体が参加し、同国に住む人の約85%が利用可能](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)
2023年11月21日、英国図書館(BL)が、公式X及びブログサイト上で10月28日から継続中のサイバーインシデントに関する情報を更新しました。 サイバーインシデントを引き起こしたランサムウェア攻撃のため、同館の一部データが流出したことが確認されたと述べられています。流出したのは内部の人事ファイルと見られ、利用者に関する情報の流出は確認できていないが、同館サービスへのログインに用いているパスワードをほかでも利用している場合には変更を推奨するとあります。 @britishlibrary(X, 2023/11/21) https://twitter.com/britishlibrary/status/1726618361398722754 Cyber incident update(Knowledge Matters blog, 2023/11/22) https://britishlibra
2023年5月17日付で、IFLAのウェブサイトに、チェコの図書館によるウクライナ避難民への支援に関する記事が掲載されました。著者は、チェコ国立図書館員でありチェコ図書館情報専門家協会員のLinda Jansová氏です。 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、チェコは50万人近くのウクライナ避難民にとっての避難先となっています。人口約1,050万人に対し5,000以上の図書館を擁する同国は、図書館ネットワークが世界で最も発達していると言われることもあり、ウクライナ避難民への対応も早かったとあります。 記事では、ウクライナの子どものための教材や情報を提供する専用ポータルサイトが開設されたことや、チェコ国立図書館のウェブサイトにウクライナの人々をサポートするための情報リソースを掲載したページが追加されたことなど、同国の図書館による具体的な対応事例が紹介されています。 また、20
2022年2月に開始されたロシアによるウクライナへの侵攻に対する、国立図書館・文書館・博物館および関係機関等の声明をまとめました。英語又は日本語による声明を中心に掲載しています。 ※今後、情報を追加する場合があります。 ●図書館・図書館関係機関 ・ウクライナ図書館協会(2022/2/23) https://ula.org.ua/en/news-2/4977-zvernennia-prezydii-vho-ukrainska-bibliotechna-asotsiatsiia-do-bibliotechnoi-spilnoty-ukrainy-vid-23-liutoho-2022-r ※国際音楽資料情報協会(IAML)が2月28日に英語訳を公開しています。 https://www.iaml.info/news/appeal-presidium-ukrainian-library-assoc
近畿大学中央図書館が、同大学の東大阪キャンパス大規模整備計画「超近大プロジェクト」の一環として、老朽化した旧本館から隣接する棟に移転して、2022年3月1日にリニューアルオープンします。 発表の中では、開架図書冊数がこれまでの約3倍の約50万冊になること、性の多様性に配慮したオールジェンダートイレを同大学内で初めて設置していることなどが紹介されています。 また、同大学では2023年度以降の新入生に対しパソコンを必携とすることから、電子媒体の収集強化、チャットボットを使った利用相談など、ICTを積極的に導入していくとしています。 NEWS RELEASE(近畿大学) https://www.kindai.ac.jp/news-pr/news-release/ ※2022年2月22日付で、「近畿大学中央図書館 リニューアルオープン 開架図書冊数は従来の3倍、学内初のオールジェンダートイレも完備
2022年2月24日、国際博物館会議(ICOM)が、ロシアによるウクライナへの侵攻に関する声明を発表しました。 声明の中では、今回の侵攻を非難するとともに、特に文化遺産や博物館職員が直面する脅威・リスクについての懸念を示し、両国が「武力紛争時の文化財の保護に関する条約」(1954年ハーグ条約)の締約国として、遺産保護のための国際的な法的義務を遵守することを期待すると述べています。 また、迅速な停戦、即時の調停、博物館職員の安全と文化遺産保護の取組を求めており、緊急時に参考になるオンラインツールの紹介、地域の博物館の建物やコレクション保護への支援の呼び掛け、非常時に乗じた文化遺産の密輸に対する注意喚起等が行われています。 Statement concerning the Russian invasion into Ukraine(ICOM, 2022/2/24) https://icom.m
CA1979 – 動向レビュー:欧州の図書館と電子書籍-従来の公共図書館よ、安らかに眠れ? / ベンジャミン・ワイト,井上靖代(翻訳) 映画評『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 国際日本文化研究センター図書館:江上敏哲(えがみとしのり) 元・京都シネマ:谷口正樹(たにぐちまさき) 関西大学文学部:門林岳史(かどばやしたけし) 1. はじめに ワイズマン(Frederick Wiseman)監督による2017年公開のドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』(以下「本作」)が、2019年5月から日本でも公開された。舞台となった米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、蔵書数5,500万点、利用人数は年間1,700万人を超える、世界でも最大級の「知の殿堂」である(1)。ニューヨーク市の中心街・マンハッタンの5番街に面した本館は観光スポットとしても有名で、全体では
図書館を内側から問いなおす―米国社会とライブラリアンシップのゆくえ― 利用者サービス部政治史料課:吉家あかね(よしいえあかね) 1.はじめに 2020年1月、筆者の米国滞在(1)における用務先のひとつである米国国立公文書館(NARA)に関して、ある新聞記事を目にした。女性参政権100周年を記念する特別展示 “Rightfully Hers: American Women and the Vote”の会場入口に掲げられた、2017年ウィメンズマーチのパネル写真に加工が施されていたというのである(2)。マーチ参加者の掲げるプラカード上に見られる、トランプ前大統領の名前や女性器を指す用語などがぼかされていたこの件について、NARAは後日公式に謝罪声明を発表し(3)、展示会場にはあらためてオリジナルのパネル写真が、当初より小さなサイズで掲げられた(4)。 資料の改変を禁じるアーカイブの初歩的大原則
学認+eduGAINでリモートアクセスの選択肢が広がる 国立情報学研究所・林豊(はやしゆたか),相沢啓文(あいざわたかふみ) 学術機関で有料契約している電子ジャーナルや電子ブック,学術データベース等の電子リソースに対して,自宅等からリモートでアクセスしたいというニーズは,コロナ禍でより切実なものとなった。 一般に,学術機関における電子リソースのリモートアクセスには,(1)機関のネットワークにVPN(Virtual Private Network)で接続する,(2)機関のプロキシサービス(EZproxy等)を経由する,(3)電子リソースサイトにログインする,の3種類の方法がある。さらに(3)においては,ウェブサイトごとに異なるアカウントを管理する煩雑さを解消するため,単一のアカウントで横断的にログインできるようにするシングルサインオン(SSO)という手法がある。 このSSOのために国内で広く
2021年10月27日、京都大学大学文書館は、百周年時計台記念館歴史展示室において企画展「京大図書館の起源-知の集積地として-」を開催すると発表しています。 同大学の学内資料、同大学附属図書館貴重書コレクション、新村出(附属図書館第3代館長)関係資料をもとに、附属図書館の起源を探る展示とあります。開催期間は2021年11月2日から2022年1月16日までのうち休室日を除く期間です。 企画展「京大図書館の起源-知の集積地として-」を開催します。(京都大学大学文書館, 2021/10/27) http://kua1.archives.kyoto-u.ac.jp/ja/%e6%9c%aa%e5%88%86%e9%a1%9e/1711.html http://kua1.archives.kyoto-u.ac.jp/ja/wp-content/uploads/2021/10/1025KyotoUA-
2021年5月23日、長尾真・元国立国会図書館長が亡くなりました。84歳でした。 長尾氏は、京都大学総長、日本図書館協会会長を歴任後、2007年4月から2012年3月まで国立国会図書館長を務めました。国立国会図書館では、ウェブサイト上に「長尾真 元国立国会図書館長の訃報に接して」(5月26日付け)を掲載し、電子図書館事業などの諸事業における長尾氏の貢献を紹介するとともに、哀悼の意を表明しています。 長尾真 元国立国会図書館長が5月23日に逝去されました。(国立国会図書館, 2021/5/26) https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2021/210526_01.html ※吉永元信国立国会図書館長による「長尾真 元国立国会図書館長の訃報に接して」が掲載されています。 長尾真 元日本図書館協会会長が5月23日に逝去されました。(日本図書館協会, 2021/5/27)
2021年2月2日、フィンランド国立図書館は、2021年から2030年までの同館の新戦略を発表しました。 フィンランド国立図書館は、オープンサイエンスの推進や運営・サービス開発等における「オープン(Openness)」、図書館サービスの質・利用者志向性・公平性の改善などの「刷新(Renewal)」、情報への平等なアクセスと学術研究成果の普及を基盤とした「教養(Bildung)」を2021年から2030年までの図書館運営の基礎にすることを、同戦略の中で表明しました。オープンな図書館運営で、様々な領域で刷新を図ることにより、フィンランド社会における教養の地位の強化を目指して、次の4領域を戦略的選択と開発に取り組む分野としています。 1. 公共の利益のための文化遺産 2. 学術コミュニティの中心としての国立図書館 3. 教養・学習基盤としての国立図書館 4. ネットワーク連携を通した強靭な専門知
2021年2月8日、株式会社メディアドゥは、阪急阪神百貨店労働組合にOverDrive電子図書館サービスの提供を開始したことを発表しました。 発表によると、今回の導入は、国内企業図書館における6例目です。導入の背景として、ニーズの多様化や手続きの簡素化、新型コロナウイルス感染症感染拡大下における社員の福利厚生・自己研鑽が挙げられています。 「OverDrive」電子図書館、阪急阪神百貨店労働組合に導入(株式会社メディアドゥ, 2021/2/8) https://mediado.jp/service/3773/ 参考: 株式会社メディアドゥ、コカ・コーラボトラーズジャパングループウエスト労働組合に電子図書館サービスの提供を開始 Posted 2020年10月5日 https://current.ndl.go.jp/node/42177 メディアドゥ、OverDrive社との提携により国内での
マンガ『夜明けの図書館』完結記念インタビュー 協力:『夜明けの図書館』作者・埜納タオ(ののうたお) 監修者・吉田倫子(よしだみちこ) 編集・聞き手:関西館図書館協力課調査情報係 2010年11月に連載を開始した『夜明けの図書館』が,2020年11月に完結を迎えた。公共図書館でのレファレンスサービスをテーマとしたマンガであり,「暁月市立図書館」の新米司書「葵ひなこ」を主人公とし,利用者の様々な疑問・ニーズを出発点に「本と人」「人と人」をつなげていく様子が描かれている。また,同作品は,2020年の第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で,審査委員会推薦作品の一つに選出された。10年にわたる連載は完結したが,2021年1月30日に加西市立図書館(兵庫県)でのトークライブイベント,2021年2月17日には第7巻(最終巻)刊行を予定している。完結を記念して,作者の埜納タオさん,監修者として司書の立場
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