NHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)『まんぷく』が好調である。 初回第1話が23.8%と好発進、週間平均視聴率も、第1週:21.9%→第2週:21.6%→第3週:22.3%、そして先週第4週も22.0%。全話が20%の大台を超え、高水準を保っている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。 そこで今回は、『まんぷく』ロケットスタートの理由を探ってみたいと思う。 まず、初速の高まりに寄与したのは、前作『半分、青い。』からの「段差」だろう。『まんぷく』開始当時のツイートを眺めていると「普通の朝ドラが帰ってきた」という内容の書き込みが多かった。 確かに『まんぷく』では、『半分、青い。』が回避し続けた「普通の朝ドラらしさ」が堂々と復権している。 ここでいう「朝ドラらしさ」を分解すれば、第一に、戦争をはさむ近現代の日本において成功を収める女性の一代記であること、そして「恋愛」と「笑い」と「シリアス」のトライア
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