スイス・ローザンヌにあるフィリップモリスインターナショナルの建物(2015年10月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/FABRICE COFFRINI〔AFPBB News〕 「IQOS(アイコス)」「Ploom TECH(プルーム・テック)」「glo(グロー)」・・・。「加熱式たばこ」と呼ばれる新しいタイプのたばこ製品が急激に市場を拡大している。 「加熱式たばこは煙が出ないため副流煙による受動喫煙のリスクがなく、紙巻きたばこにくらべて有害物質が大幅に低減している」との触れ込みで、喫煙者が一気に紙巻きたばこから乗り換えているのだ。 急増する加熱式たばこユーザーを背景に、東京都は7月、紙巻きたばこと加熱式たばこを区分し、加熱式たばこの規制を一部緩和する条例を定めた。政府も対応に動き出している。 加熱式たばこを巡る議論は日本だけでなく世界にも広がっており、各国でその扱いや規制のあり方が話し合わ