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書評に関するwalwalのブックマーク (226)

  • 石川拓治『茶色のシマウマ、世界を変える 日本初の全寮制インターナショナル高校ISAKをつくった 小林りんの物語』 - 備忘録

    茶色のシマウマ、世界を変える―――日初の全寮制インターナショナル高校ISAKをつくった 小林りんの物語 作者: 石川拓治出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2016/03/26メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (13件) を見る タイトルの通り、全寮制インターナショナル高校であるISAK(インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢)を資金も組織も無い「ゼロ」の状態から立ち上げ、これを日の学校教育法第1条に該当する「高校」として開校するという前例のない事業を成し遂げた人物の物語。書に記載はないが、ISAKは2016年にUWC(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)の加盟校として承認されており、名称も”UWC ISAK JAPAN”と標記されている。著者の石川拓治はフリーランスライター。恐らく資金的課題のあるISAKのため、現在は代表理事となった小林りんを取

    石川拓治『茶色のシマウマ、世界を変える 日本初の全寮制インターナショナル高校ISAKをつくった 小林りんの物語』 - 備忘録
  • 多田洋介『行動経済学入門』 - ラスカルの備忘録

    行動経済学入門 (日経文庫) 作者: 多田洋介出版社/メーカー: 日経済新聞出版社発売日: 2014/07/16メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る 2003年に単行として出版された書は、行動経済学に関して出版された日語の書籍としては最初期に当たる。その後も、行動経済学の基礎的理論は大きくは変わっていないとのことで、2014年に日経文庫として再録された後も当時のスタイルは維持されている。その後、ノーベル経済学賞の影響等もあり行動経済学に関する書籍の出版は相次いでいるが、書の特徴としては、標準的な経済学についても丁寧に言及した上で、それと対比させる形で行動経済学の特徴をみていく点にある。 書の構成 書の構成を概観する。まず第1章では、標準的な経済学が想定する人間像「ホモ・エコノミカス」について、現実の人間は「超」が付くほど合理的ではなく、先送りの誘惑にかられ、

    多田洋介『行動経済学入門』 - ラスカルの備忘録
  • 上海敵前上陸

    三好捷三 『上海敵前上陸』 図書出版社(1979) 他にあまり類を見ない、第二次上海事変に出征した下士官による戦場回顧録。 輸送船では切り干し大根のみ、上陸後は6日間補給無し、手渡された手榴弾と缶詰は日露戦争の残り物。上陸して10日後には、人以外の分隊員は戦死傷などで全滅。伍長なのに一時は中隊長に(200人からの中隊が20人)。80日後、南京に向かって進撃する頃には、67kgあった体重が43kgになって野戦病院に収容、数ヶ月後、帰国除隊。 戦記物は小学生の頃から40年にわたって読み続けているが、日中戦争ネタは最近読み始めたばかりで、まだまだ気づかされることが多い。 日軍の兵站軽視は十分に認識していたつもりだったが、日華事変勃発当初からロクに機能していなかったというのは驚かされる。筆者は、自分が直接戦闘を避けていたこともあるが、「次にいつ補給が来るか分からない」ことから弾薬を節約、要は小

    上海敵前上陸
  • 河本薫『会社を変える分析の力』 - 備忘録

    会社を変える分析の力 (講談社現代新書) 作者: 河薫 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/07/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (13件) を見る 著者は、大阪ガスで各種課題解決支援を手がける分析専門組織ビジネスアナリシスセンターの所長で、日経情報ストラテジー「データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー」の初代受賞者(2013年)。米国の研究所でデータ分析に従事した経験があり、2005年には大阪大学で博士号(工学)を取得、神戸大学経済学部の講師も務める。 書で著者が一貫して主張するのは、ビジネスデータ分析を行う上で分析者が持つべきマインドであるが、分析者に限らず、むしろビジネスに携わる者すべてが参考とすべきものであるとの印象を受けた。「はじめに」で、著者はその経験をつぎのように述べる。 じつは私も、10年前まではデータ分析=数値計算ぐらいに思っていました。社内

    河本薫『会社を変える分析の力』 - 備忘録
  • 大湾秀雄『日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用』 - 備忘録

    の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用 作者: 大湾秀雄出版社/メーカー: 日経済新聞出版社発売日: 2017/06/15メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る 近年、エビデンスに基づく意思決定が重要視されるが、その一方、企業の保有する人事データは、これまで必ずしも十分に活用されてこなかった。書の著者は、市場環境や人口動態の急激な変化を迎える中、効率的かつ事業継続性のある企業組織を作り上げていくため、人事データを活用することの有効性を訴える。 基礎的なデータ分析手法とともに、人事労務、賃金制度に関するオーソドックスな理論的見解もわかりやすく丁寧に解説される。さらにフリーの統計分析ソフトフェアについても触れられる*1など極めて実務的であり、人事データにアクセス可能な職員であれば、書の解説をもとに直ぐにでも分析ができるだろう。加えてコア人材、中

    大湾秀雄『日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用』 - 備忘録
  • 満蒙開拓団に合掌

    『満蒙開拓団―虚妄の「日満一体」』 加藤聖文 岩波現代全書(2017) 意外とあるようで無い、満蒙開拓団の歴史。昭和恐慌などによる農村の疲弊にはじまり、満州事変を経て開拓団の編成と派遣が国策化されるが、関東軍による屯田兵、現地召集兵確保の意向などによって歪められ、日中戦争の勃発によって景気が回復、若年労働力が不足し、いつしか官僚的な対応が強まって、「志願者対象」としながらも強制移住に近いものになってゆく。現代の学校部活動や「ボランティア」にも通じるものがある。恐ろしいほどの無責任体質がそれだ。 満蒙開拓団はどれも悲惨な結末を迎えるのだが、中でも酷いと思ったのは東京からの開拓団だった。戦況の悪化で生活が立ちゆかなくなったり、空襲で被災した東京市民で疎開のあても無かった人たちが、農業技術も無いのに、政府の勧めに従って満州に渡るが、一年あるいは一年半もたたずにソ連侵攻を迎えている。 例えば「興安

    満蒙開拓団に合掌
  • 「なぜビジネス書は間違うのか」にビジネスの本質を見る - hidekatsu-izuno 日々の記録

    「なぜビジネス書は間違うのか」は、たまたま見つけただったけど、Amazonレビューの評判が良かったので注文してみたら大当たり。類書では「事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか?(以下、HARD FACTS)」が絶対おすすめの一冊だったのだけど、ビジネスの質が垣間見えるという意味ではむしろこのの方が良いかも。 なぜビジネス書は間違うのか 作者: フィル・ローゼンツワイグ,桃井緑美子 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2008/05/15 メディア: 単行 購入: 6人 クリック: 55回 この商品を含むブログ (21件) を見る 内容としては、ビジネス書では名著とされる「エクセレント・カンパニー 」などをネタに、実際にはフォーチュン500で評価される有名企業がその後、いまいちな業績しかあげられなかったという事実の紹介がメインとなっている。 HARD FACTSでも

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  • 【書評】消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 / 豊田正義 - いいんちょさんのありゃあブログ

    消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫) 作者: 豊田正義出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01/28メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 585回この商品を含むブログ (52件) を見る 昨日、埼玉愛犬家連続殺人事件で死刑判決を受けていた死刑囚が、刑の執行を待たずして病死しました。そんなさなか、奇しくもぼくが読んでいたのが書です。書は、その猟奇性において愛犬家連続殺人事件と比肩するほどの歴史に残る、北九州市を中心に1997年から2002年から起きた連続殺人をおったルポタージュです。 この事件の何が狂っているかというと、ありていにいえば「ある家族が見知らぬ男にあれよあれよという間に“乗っ取られ”(この表現は全く大げさでない思います)、無理やりではなくあくまで“合意の上で”つぎつぎ間引かれていった」ということです。別にそれまで取り立てて不仲でなかった家族が、

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  • 「愛していたけど…」わが子を殺してしまった親の共通点

    HONZ編集長。1975年2月4日生まれ、茨城県水戸市出身。早稲田大学理工学部数理科学科卒業。広告会社・営業職勤務。好きなジャンルは、サイエンスもの、歴史もの、変なもの。好きな屋は、丸善(丸の内)、東京堂書店(神田)。はまるツボは対立する二つの概念のせめぎ合い、常識の問い直し、描かれる対象と視点に掛け算のあるもの。 週末はこれを読め! from HONZ 読むに値する「おすすめ」を紹介するサイト「HONZ」から、週末読書にオススメのノンフィクションのレビューをお届けします。HONZが対象とするのは小説を除くすべてのです。サイエンス、歴史、社会、経済、医学、教育、美術、ビジネスなどあらゆる分野の著作が対象です。 バックナンバー一覧 タイトルだけを見れば、自分には理解できない種類の人たちが、目を覆いたくなるような行為ばかり繰り広げる内容と思われるかもしれない。だがその予想は、大きく裏切

    「愛していたけど…」わが子を殺してしまった親の共通点
  • 睡眠を科学する - hidekatsu-izuno 日々の記録

    たまに布団に潜り込んでも目が冴えてまったく眠れないことがあった。心配事があって眠れない、ということも時にはないわけではないけれど、どちらかと言うと、理由もわからずただ眠れない、ということの方が多かった気がする。 最近は、朝日が入るマンションに引っ越して通勤時間が減ったこともあるのか、まったく眠れない、という機会も減ってはいるのだけれど、快眠はQOL的に重要なわけで、うまく実現する方法があれば知りたかった。 先日、Twitter でたまたま紹介されていたの評判が結構良かったので買ってみたところ、予想外にまともなだったので内容を紹介したい。 朝型勤務がダメな理由 あなたの睡眠を改善する最新知識 作者: 三島和夫,ナショナルジオグラフィック 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社 発売日: 2016/01/22 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ダ

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  • Work Rules! から何が学べるか - A.R.N [日記]

    ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える 作者: ラズロ・ボック,鬼澤 忍,矢羽野 薫出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2015/07/31メディア: 単行この商品を含むブログ (10件) を見る Googleが人事評価を統計的に処理して人事制度の刷新をはかっているという話は前々から出ていたのだが、その実態はなかなか表に出て来なかった。「Work Rules!」は、Googleがこれまでに行ってきた人事制度改革を余すことなく開陳しただ。 人事制度や昇進の基準は、どうしても人が関係する以上、たいへんセンシティブだし、教育問題同様、誰にとっても身近な話なため、なかなか客観的な議論が難しい。 たとえば、私が良い上司とは何なのかについてツィートする時、人事部は私が上司や待遇に不満を持っているのかもしれない、と思うかもしれない。いや、もちろん何ら不満がまったくないわけでは

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  • 田嶋『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』:意外や意外、ベスト級の解説書。色物に非ず! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    学歴貧困女子が読み解くピケティ (SAKURA・MOOK 2) 出版社/メーカー: 笠倉出版社発売日: 2015/05/08メディア: ムックこの商品を含むブログ (2件) を見る 見た瞬間、まあろくでもない色物だと思うのは人情でしょう。高学歴貧困女子がこんな問題抱えているというのを、おちゃらけマンガをからめつつ、ピケティをいい加減につまみいしつつ書いて、『21世紀の資』とは何の関係もない代物になってるんだろうと思うじゃない? ついでに、この田嶋智太郎という著者監修者、アマゾンで見るとこれまでのは、見るからにお馬鹿のインチキ臭漂う、FXで儲ける方法とかのお手軽投機ばっか。書がまともなものになっているとは、とうてい思えませんがな。 その見方を裏付けるのが、なんだかいきなりついているアマゾンの読者レビュー。他の解説書は『21世紀の資』に縛られているが、これはそうじゃないって言われ

    田嶋『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』:意外や意外、ベスト級の解説書。色物に非ず! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    walwal
    walwal 2015/05/18
    先日、本屋で見かけてスルーしたけど、今度手に取ってみようっと。
  • 【書評】2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い ネットで人々をとりこにする40の手口 - いいんちょさんのありゃあブログ

    2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い ネットで人々をとりこにする40の手口 (アスキー新書) 作者: Hagex出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス発売日: 2014/04/10メディア: Kindle版この商品を含むブログ (8件) を見る ネット好事家として著名なHagexさんによる著書だ。この長ったらしいタイトルが、まるでネットのSEO対策のようでいてまた面白い。 ネットの流れは早いものだが、出版から1年以上たった書の情報的な劣化はほとんどないといえ、ある程度普遍性がある内容だと思う。 書の目的はずばり、ネットの「釣り文章」をいかに見破るか、である。あらためて説明しておくと、「ネット釣り師」とは、ネット上の各種サービスに(大半は匿名で)創作の文章を投稿し、読み手となる他のユーザーの注目を集める(ユー

    【書評】2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い ネットで人々をとりこにする40の手口 - いいんちょさんのありゃあブログ
  •  佐藤滋・古市将人『租税抵抗の財政学』 - 西東京日記 IN はてな

    は世界でも税負担が少ない国であるはずなのに、国民の痛税感、「租税抵抗」は非常に大きい。これはなぜなのか?ということを探った。「租税抵抗」とは耳慣れない言葉ですが、このでは「税への拒否感」、「税への不信感」といった意味合いで使われています。 日の税負担が軽いというのは事実です。 2011年の租税負担の対GDP比でみるとOECD諸国の中で日(16.8%)はスロヴァキアやメキシコと並んでもっとも少ない国の一つになります。スウェーデン(34.1%)、ノルウェー(33.0%)という数字はさもありなんという感じですが、オーストラリア(26.5%)、イギリス(29.1%)、アメリカ(18.5%)という数字を見ると日のこの数字の低さは際立つと思います(5p)。 OECD諸国の平均が25%程度なので、日にはまだまだ増税の余地があると言えそうです。 ですから、現在の日で財政について論じたもの

     佐藤滋・古市将人『租税抵抗の財政学』 - 西東京日記 IN はてな
  • 江戸しぐさが道徳の教科書に載るようになった理由

    失われた江戸時代の礼儀作法と見せかけて自己流マナーを押し付けようとする、擬似史学の代表例になった感のある「江戸しぐさ」だが、その問題の構図について書籍化されていたので拝読した。「江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統」は、「江戸しぐさ」がいかに荒唐無稽な偽史学を論拠する道徳であることを指摘するだけではなく、その成立や普及についても検証を重ねた上で、教育現場からの排除を主張しているだ。前半は江戸文化の薀蓄として面白く、後半も偽歴史がいかに形成されたか社会学的に興味深い。ただし、教育現場へ浸透した理由は、もう少し掘り下げても良いのでは無いかと思った。 教育に偽の歴史を使ってはいけない。虚偽を根拠に道徳を説くべきではない。ゆえに「江戸しぐさ」は教育現場から排除すべきだ。これら著者の主張には強く賛同する。しかし、道徳教育の場に「江戸しぐさ」が入り込んだ理由について、考察が十分ではない気がす

    江戸しぐさが道徳の教科書に載るようになった理由
  • 『市民を雇わない国家』 - sunaharayのブログ

    東京大学の前田健太郎先生の博士論文。非常に勉強になった。基的には日を中心とした丁寧な事例研究を通じて、公務員の数がどのように決まっているのかという問題を議論するもの。最後のところでは、計量分析の成功研究についての再現を使った分析をしていて、これは良い試み。実際のデータを追いかけると、有意とされている「独立変数の効果」というのがまあそれほど大したことないこともわかるし、再現を通じて分析される方はドキドキするかもしれないけど、データを公開して広く分析してもらうというのはありがたいことだろう。 書の主要な主張をざっくり言うと、日公務員数が少ないのは早い時期から行政改革が行われたからだ、ということである。稲継裕昭先生や西村美香先生の公務員制度研究を踏まえて、それに続く研究として位置づけられることになるだろう。これまでの研究が、実態分析や歴史的経緯の跡付けをメインにしていたのに対して、

    『市民を雇わない国家』 - sunaharayのブログ
  • エミリー・オスター『妊娠出産の常識 ウソホント』:おおお、エミリー・オスターきたーっっっっ!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    お医者さんは教えてくれない 妊娠・出産の常識ウソ・ホント 作者: エミリーオスター,Emily Oster,土方奈美出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2014/10/03メディア: 単行この商品を含むブログ (3件) を見る きましたエミリー・オスター。アメリカ経済学期待の星(だったんだけど、こないだきたIMFの期待の新星30人には入っていなかったので驚き)エミリー・オスターの、日初紹介。それとこれって処女作? その彼女がこんな方面にきましたか、とびっくりする一方で、エミリー・オスターは当にわけわからないカバー範囲の広さというか無節操ぶりというかの人なので、かえって納得したり。アフリカのエイズと性病の関係については以前紹介した通り。また、そこにも書いたけれど、途上国で女の子が1億人も間引きされているのでは、というアマルティア・センまで大騒ぎした謎に対して、B型肝炎が関係して

    エミリー・オスター『妊娠出産の常識 ウソホント』:おおお、エミリー・オスターきたーっっっっ!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 『日常の夏休み』(あらゐけいいち/原作・絵 伊豆平成/著) - 児童書読書日記(仮)

    日常の夏休み (角川つばさ文庫) 作者: 伊豆平成,あらゐけいいち出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2014/02/15メディア: 単行この商品を含むブログ (7件) を見るアニメ化もされたあらゐけいいちの漫画『日常』の、角川つばさ文庫でのノベライズ版。『日常』の映画版をコンセプトにしていて、いつもの漫画とは一風変わったオリジナルストーリーが展開されています。これが、『日常』としてもできがよく、また質の高いジュブナイルSFでもあるという、得難い娯楽読み物になっていました。 東雲研究所で夏休みの宿題をしていた3人組が、シュレディンガーのを応用したはかせの発明で宇宙にとばされてしまいます。彼女たちがとばされた「妖星バラス」(当然『妖星ゴラス』のパロディ)は、願ったものがなんでも出てくるという不思議な星で、ゆっこはインド象を出したり麻衣は弥勒菩薩を出したりとやりたい放題

    『日常の夏休み』(あらゐけいいち/原作・絵 伊豆平成/著) - 児童書読書日記(仮)
    walwal
    walwal 2014/02/26
    買ってみるかなあ。“これが、『日常』としてもできがよく、また質の高いジュブナイルSFでもあるという、得難い娯楽読み物になっていました。”
  • 藤井彰夫『イエレンのFRB 世界同時緩和の次を読む』 - 備忘録

    イエレンのFRB 世界同時緩和の次を読む 作者: 藤井彰夫出版社/メーカー: 日経済新聞出版社発売日: 2013/12/18メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る ※記述の誤りを修正し、注記を追加しました。(02/23/14) いわゆる「三の矢」と称される現下の経済政策の下、日経済は、物価がデフレの状況ではなくなりつつあり、雇用情勢も改善しているが、その一方で、消費税増税の実施を控え、家計の所得や消費の動向には懸念材料もみられる。こうした国内の動きとは別に、海外経済や為替レートの動向も、今後の日経済に大きな影響を与え得る要素である。この点において、2月に就任したジャネット・イエレン議長のもと、米国FRBの金融政策がどのように変化するのかは、極めて重要な注目点といえる。 書は、昨年大きな注目を集めた議長選出の経緯、イエレン新議長のライフヒストリー、

    藤井彰夫『イエレンのFRB 世界同時緩和の次を読む』 - 備忘録
  • ドイツで賛否両論。ヒトラーが現代に甦り、YouTubeの人気者に『帰ってきたヒトラー』 - エキサイトニュース

    1945年4月30日に自殺したアドルフ・ヒトラーが、2011年8月30日のベルリンで目覚める。 ティムール・ヴェルメシュのデビュー作(ゴーストライターを務めた作品がそれ以前にあるらしい)『帰ってきたヒトラー』はそういう小説だ。 ヴェルメシュは1967年、ドイツ・ニュルンベルク生まれ。長くジャーナリストや雑誌ライターとして活躍してきた人である。 小説は、自分が空き地に横たわっていることに総統閣下が気づくことから始まる。着ているものはいつもの制服(軍服)なのだが、なぜかガソリンのような臭いがぷんぷんとする。ヒトラーの遺体は、彼の自殺後に大量のガソリンを振りかけられて焼却されたとされており、この臭いは彼が生まれ変わりや、他の人間の肉体に精神だけが宿って甦ったのではない、という作者からのサインだ。ヒトラーは、エヴァ(史実では総統とともに自殺)が制服の汚れを落とそうとして大量のベンジンをふりかけ

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