東日本大震災の被災地の復興策を検討している政府の復興推進委員会は、全国に先駆けて在宅医療や介護サービスを24時間提供できる態勢を整えることなどを盛り込んだ中間報告を取りまとめ、安倍総理大臣は、提言の実現に全力を挙げる考えを示しました。 復興推進委員会の中間報告は、東日本大震災の被災地で、若い労働者の転出が相次ぎ、高齢化が一層、加速していることを踏まえ、全国に先駆けて高齢者中心のコミュニティーを作ることを目標に、復興を進めるよう求めています。 そして、具体策として、在宅医療や看護、介護サービスを24時間提供できる態勢を整えることや、独り暮らしのお年寄りの孤独死などを防ぐために、IT技術を利用して行動を見守るシステムを整備することを提言しています。 このほか、中間報告には、新たな雇用を確保するため、高台移転した集落の跡地に再生可能エネルギー設備を整備することや、復興事業に当たる人材を幅広く確保
筆者は以前、東京大学で自治会活動に携わっていたことがある。その活動に関して、ある方から取材を受け、JBpressに記事が掲載された。そこで初めてJBpressというメディアを知ったのだが、日本の地方交通システムを独自に研究している筆者にとって、地方都市にフォーカスを当てて、地方活性化を応援している点が大いに関心を引いた。 筆者の国籍は中国だが、生まれも育ちも日本である。子どもの頃から鉄道やバスが大好きで、趣味が高じて、日本各地に行っては実際に現地の公共交通機関を利用し、そのあり方を考えるようになった。 日本の個々の交通システムは世界に見ても比較的完成度が高い。だが、経済合理性の観点から見ると、「こうしたらいいのに」と思うような不合理な点も数多くある。また、地方の交通機関については、ユーザーの視点が欠落していると思われることが往々にしてあり、利便性向上の余地は大きい。例えば、私が見る限り、鉄
悲しみに打ちひしがれる被災者には「こころのケア」が必要だ─。 「そんなこと当たり前だ」と、感じる読者は少なくないだろう。 だが、うつ病治療に関して薬物療法とともに生活習慣改善を説く 新進精神科医の筆者は、その考えに警鐘を鳴らす。 2011年3月11日の震災直後から、「こころのケア」を強調する報道があふれた。テレビも新聞も一斉に被災者たちの悲劇をとりあげ、「こころのケアが必要」と説いた。マスコミ報道に背中を押されるように、精神保健関係者は、こぞって「ケアチーム」を結成し、現地に派遣した。こうして被災地の避難所は、ボランティアたちであふれた。 次から次へとやって来ては去っていくボランティアたちは、被災地に何をもたらしたのか。11年6月22日の読売新聞は、ある避難所の例を紹介している。被災者たちは、「こころのケアチーム」の質問に辟易。ついに「『こころのケアチーム』お断り」を宣告。避難所の責任者は
第102代首相に1日就任した石破茂首相は4日、衆院本会議で所信表明演説を行った。「『地方こそ成長の主役』だ。地方創生をめぐる、これまでの成果と反省を活かし、『地方創生2・0』とし... マイクリップ登録する
<おおさか発・プラスアルファ> ◇心の「穴」ゆっくり繕う 毎日新聞や財団法人大阪国際児童文学館などは、東日本大震災で被災した子供たちに本を贈る「いっしょだよ」キャンペーンを展開している。既に2回にわたり学校や保育園などに配本しており、今後も続ける予定だ。872冊を宮城、福島両県に届けた9月15日の第1次配本時の様子を通じて見えた「本の力」とは--。 ■仮設カフェに本棚 「なーに、ぬねーの」。配本先の一つ、宮城県亘理(わたり)町のコミュニティーカフェ「亘理いちごっこ」で、文学館の主任専門員、土居安子さん(46)が読み聞かせをしていた。言葉遊び絵本「かっきくけっこ」(谷川俊太郎作、堀内誠一絵、くもん出版)を読む土居さんの顔を、母親の膝で見つめる子供。いちごっこ代表の馬場照子さん(50)が「いいプレゼントですね」と優しく見守っていた。 馬場さんは専業主婦だった。震災で浜から約7キロ離れた自宅にも
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く