葬儀ビジネスの大黒柱、「生花祭壇」めぐる熱い戦い、ベンチャー・大手が激突!(1) - 09/12/03 | 12:15 葬儀業界の市場規模は現在、推定1兆3000億〜1兆5000億円といわれている。経済産業省の統計によると(下図)、業界全体がなだらかな成長を続けていることがわかる。 葬儀の費用で大きな割合を占めているのが、数十万円する「祭壇料」だ。現在、祭壇の主流は、白木祭壇から色とりどりの花を用いた生花祭壇へと移りつつある。ビジュアルでのインパクトが強い生花祭壇は、葬儀社にとって格好のアピールポイント。さらに供花、献花など、花は葬儀の要所要所で顔を出す重要な脇役でもあり、他社との差別化を図るうえで、花の役割が大きい。1件の葬儀で花の売り上げが全体の3分の1を占めるといわれるほど、生花は葬儀社の重要な商品なのだ。 一方、生花業界においても、需要の約3割は冠婚葬祭など業務用が占める。長引