:事実と論点の整理 2012年8月31日 日本銀行調査統計局 桜健一※1 永沼早央梨※2 西崎健司※3 原尚子※4 山本龍平※5 全文 [PDF 2,931KB] 要旨 本稿では、わが国における人口動態—少子高齢化の急激な進展—及びこれが中長期的な成長力を中心に経済・物価に及ぼす影響について、多面的に事実整理と分析を行った。その概要は次のとおりである。 わが国の人口動態をみると、少子高齢化が、予測を上回り続けるかたちで急激に進展した。しかも、バブル崩壊や不良債権問題に直面する中で、少子高齢化の進展に対する社会的な関心が十分に高まるまでには、長い時間を要した。最近は、出生率が予測に比べ幾分上振れて上昇しているものの、これまでのところ、こうした上昇は一時的であるとの見方が多く、先行きも少子高齢化が急速に進んでいくという基本的な見方に変わりはない。 このような人口動態は、労働供給の減少と産業構造
イオンは31日、ペット葬祭事業「イオンのペット葬」を9月1日に始めると発表した。2009年に参入した葬儀事業で強みとする「明瞭価格」をペット葬儀でも導入。ペットの飼育頭数が子供の数を上回る水準で推移するなか、ペット葬祭の潜在ニーズを掘り起こす。 イオンの専用コールセンターで葬祭の申し込みを24時間態勢で受け付け、提携先の霊園を紹介する。9月1日から対応可能なのは首都圏と近畿圏で、来春をめどに中部と北海道に拡大、順次全国へ広げていく。 葬式プランは各地域の風習によって異なる。首都圏で小~中型犬を個別葬する場合の価格は、死骸の引き取り、僧侶による読経、火葬、納骨のセットで3万~3万2000円。猫やウサギは3万円で、追加料金は発生しない。 これまでペットの死骸は自治体による引き取り処分などが主で、同社によると、年間約135万件のうち供養が行われているのは半数にも満たないという。個人で直接霊園など
歌詞とメロディーを与えると、女の子の声で歌ってくれるソフト。ヤマハの音声合成技術「VOCALOID 2」を活用し、なめらかな音声を再現した。パッケージには、「初音ミク」という女の子のキャラクターが微笑む。 アニメっぽい雰囲気で、硬派なミュージシャンには敬遠されたが、自由に使える歌声を求めていたアマチュアミュージシャンや、キャラクターと声に“萌えた”オタク層、音に先入観のない若者が歓迎し、新たな市場を開いた。年間1000本売れれば大ヒットとされる音源ソフトの世界で、1週間で1000本、半年で3万本販売。これまで5年で7万6000本出荷し、いまだ売れ続けている。 ミクを生んだのは、北海道・札幌の企業、クリプトン・フューチャー・メディア。育てたのは、無数の素人クリエイターたちだった。草の根ミュージシャンたちが自作曲にミクで歌を付け、「ニコニコ動画」などに投稿。身近で日常的な曲たちが、たくさんの共
一人暮らしの高齢者が、パートナーを探す動きが広がっている。「婚活」に成功する人がいる一方、結婚相手紹介サービスやインターネットの出会い系サイトでトラブルに遭う人もいる。利用する場合は費用やサービスについて十分確認することが大切だ。 千葉県内で一人暮らしをしていた男性(74)は2009年、東京都内でやはり一人暮らしをしていた女性(64)と、事実婚をした。中高年の縁結びを支援するNPO法人「ふたば倶楽部」(東京)の行事を通じて知り合った。「価値観が同じ。けんかしたことはない」。旅行や家庭菜園を楽しむ。 ともに病気で配偶者を亡くし、「話し相手のいない生活は寂しかった」という。登録料2万円と月会費3000円を払って入会することにした。 2人は約1年かけて懇親会やバス旅行などの行事に参加し、多くの異性と会話をした。男性は、すぐに資産について聞く女性には目を向けなかった。「根気よく参加していたら、心の
日本で誰かが亡くなると、多くの場合は葬式の後に火葬場を通り、骨壺に入れられて、最終的にはお墓に納められる。そして、その人の資産や負債、意志などは、法律に則って停止したり誰かに引き継がれたり、ときには放置されたりする。そこには当然インターネットに残したコンテンツやアカウントも含まれるが、実際はどのように扱われることになるのだろうか。 全国45支部で相続発生時の各種手続きを支援している相続手続支援センターでは、毎年2万件に及ぶ案件を代行・サポートしている。東日本支部を運営するシグマジャパン代表の半田貢氏によると、そうした案件のなかにネットサービスが絡むことも珍しくないとか。ただし、「課金タイプのサービスなら会費を止めて、ネットバンクの口座に残金が残っていたら指定口座に振り替えますが、無料サービスのアカウントは外から存在に気付くのが難しく、拾いきれません。特に捨てアドレスで登録したものはまったく
お盆でご実家に帰られると大抵のお宅には仏壇があると思いますが、 仏壇はいつごろから一般家庭にあるものなのかご存知ですか? 仏教伝来の頃(奈良時代)からすぐに一般家庭にあったわけではなく、 浄土真宗の蓮如上人が各家庭に仏壇をおくよう門徒に説いたことから 室町時代から広まり始めたようです。 とはいえ、当時もそれは高級品。 特に浄土真宗のそれは、金箔に彩られた「お浄土」をあらわしたもので、今で言う金仏壇です。 門徒の中でも豊かなお家にしかおけなかったのではないでしょうか。 そして江戸時代に入ると檀家制度の定着により、 浄土真宗以外の宗派にも仏壇が広まっていきます。 明治時代に入り浄土真宗系以外の宗派で、 各宗派の持ち味を出そうと作られたのが唐木仏壇です。 木目を活かした金仏壇に比べればシンプルな形。 でも使用している木が銘木ですから、 やはり貴重品、家の財産であることは変わりませんね。 そして戦
団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、シニア市場トレンド、海外シニアマーケット動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。 2012年8月29日 日本経済新聞 8月27日の日本経済新聞の社説「シニアが暮らしやすい街づくりを」には、私が関与している複数の活動についての説明がありました。しかし、記事の内容は短いせいか、意味が正確でないと思われるものがあったので、補足したいと思います。 まず、次のくだり。 「経済産業省新ヘルスケア・サービス産業創出懇談会の報告書は、企業の提供する商品やサービスがシニアの不安を消す水準に達していないと指摘。流通、外食、薬局、フィットネス、病院、交通機関などが垣根を越え協力することで新ビジネスが生まれ、利用者の満足度も高まると提言する。」(出所:8月27日日本経
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主治医に聞けない悩みに答え がんの診断や治療法などで悩んでいる人の質問に答える「がん電話相談」が始まって、今年で30年を迎えた。がん告知が一般的でなかった30年前から、がん患者や家族の悩みに答え、これまでの相談件数は9万件近い。がん電話相談の歩みと、がんをめぐる患者や家族への相談支援の取り組みを追った。情報が欲しい 昭和56年、日本人の死亡原因として脳血管疾患(脳卒中)に代わり、がんが初めて1位となった。脳血管疾患が結核を抜いて死因1位になったのは30年。がんが、26年間変わらなかった死因1位になったことは当時、大きな話題となった。この出来事が、がん電話相談スタートのきっかけだった。 「当時、がんセンターなどの病院は全国に整備されていたが、患者や家族が相談できる機関は全くなかった。治療の情報を得ようにも、あの頃は担当医に直接相談しづらい雰囲気があり、ためらう人が多かった。電話相談を開設する
日本人の死因の3割を占めるといわれる「がん」。 がんの三大治療は、「手術」「化学療法(抗がん剤)」「放射線療法」であるが、このうち抗がん剤は、新しい薬剤や有効な投与方法の開発などで、常に医療界を賑わせている。 「がんになれば、抗がん剤治療を受けるのが当たり前」 「抗がん剤を使わなければ、早く死んでしまう」 そんな認識が定着しているなか、国内のある医療法人院長・A氏は、「抗がん剤は寿命を縮めます」と、耳を疑う持論を述べる。 某有名大学病院で余命3カ月と宣言されたがん患者を、抗がん剤を併用し、ビタミンCの大量投与と食事療法で完治させるなど、独自の治療法により実績を重ねているA氏。今回、そんなA氏に、 「『糖ゼロ食事』『ビタミンC投与』などの正しいがん治療法」 「ある日、急にがんが発覚したらどうすればよいか?」 そして、 「“効かない”抗がん剤を患者に投与し続けざるを得ない、医師・厚労省・製薬会
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