「終活」の発想もないまま、30~40代の若さで突然亡くなった人々の周囲では予期せぬトラブルが発生している。今や誰もが人目に晒したくない何かをパソコンやスマホの中に抱え、その「何か」が、実害を及ぼすケースも少なくない。死後にムダな恥をかかないためにも、即刻デジタル周りの管理体制を見直せ! ◆「終活ツール」が続々登場中! デジタル絡みの死後トラブルは、ベクトルが正反対の2タイプに分類される。すなわち「データが残っていたために起きるトラブル(浮気バレなど)」と「データが伝わらなかったために起きるトラブル(ネット口座情報消失など)」。前者には「消す」対策、後者には「残す」対策が必要というわけだ。 終活への関心の高まりを受けて、さまざまなツールが世に出ているが、中には「消す」と「残す」がセットになったスグレモノも。 「フリーソフトの『僕が死んだら』は、[僕が死んだら]という思わせぶりな名前のファイル