トヨタ自動車グループが、日本電産による半導体大手ルネサスエレクトロニクスの買収にストップをかけていたことが明らかになった。今春にルネサスの大株主(69.15%)である産業革新機構が持ち株売却を日本電産と交渉していたが、自動車部品メーカーのデンソーがトヨタ・グループとして売却中止を求め、買収交渉は破談となった。 トヨタの「意向」に産業革新機構の主管官庁である経済産業省が従った形だ。産業革新機構は国が95%を握る官製ファンドであり、公金を投入している。買収に名乗りを上げる企業があるなかでの保有継続には、政府部内からも説明責任が果たせていないとの批判がでている。 ルネサスエレクトロニクスは、三菱電機と日立製作所の半導体部門が分社化していたルネサステクノロジと日本電気の半導体部門が分社化したNECエレクトロニクスが2010年4月に合併して発足した半導体大手。特に自動車に使う半導体の製造を得意と
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