リドレーの輸入代理店、JPスポーツから大きなダンボール箱が届いた翌日、編集部のPCに「天気がいいのでヤビツに行ってきます。仕事ですから。アディオス。」と書き残し、締め切り迫る原稿を(一時的に)放棄してパールホワイトのダモクレスと共に山へと消えた安井。次の日、彼は興奮気味に「CARPE DIEM!」と意味不明なことを話すのだった。 (text:安井行生 photo:我妻英次郎/安井行生) シャープで攻撃的な形状が目に付きやすいということもあるだろうが、ここ数年の日本で見る機会が多くなったロードバイクといえば、リドレーの 「エッジチュービング」 一族である。リドレーは1990年創立 (リドレーブランドの発足は97年) と新しいが、積極的にレース活動を行うなどして短期間にメキメキと知名度を上げたベルギーのブランドだ。今年は劇的なモデルチェンジを遂げたトップモデルのノアが話題をさらっているが、今