三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の情報システム子会社であるUFJISで,ITインフラを評価,検証しているITプロデュース部は,約160人の社員が利用するデスクトップ環境にRed Hat Linuxを採用している。金融系の情報システム子会社で,本格的にLinuxデスクトップを活用している例は珍しい。 同社は2007年3月,シンクライアント端末「Sun Ray」(サン・マイクロシステムズ製)を導入した(写真1)。Sun Rayは,デスクトップ環境としてWindowsを選択することも可能だが,同社はあえてRed Hatを採用した。「Linuxのほうが、Windowsよりもウイルスに強い」(ITプロデュース部を率いる千貫素成部長)とセキュリティ面を考慮してのことだ。 全社員が利用する社内ポータルは(オープンソース・ソフトのWebブラウザである)Firefoxで動作を確認済みのためOS
![約160人がデスクトップでLinux利用,「セキュリティ重視で採用,業務に支障なし」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)