政府・与党内で最終調整し、年末にまとめる新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)の別表に盛り込む考えだ。 11日に首相官邸で開かれた政府の有識者会議「安全保障と防衛力に関する懇談会」(座長・北岡伸一国際大学長)で、防衛省側が提示した。 防衛大綱は、今後10年程度の防衛力整備と運用の指針となるものだ。2010年策定の現大綱では、将来の戦車の目標数を「約400両」に減らすとしていたが、これをさらに上回る削減となる。防衛省は、戦車削減分の防衛予算を、ミサイル防衛システムの向上や離島防衛のための装備品購入などに充てる。