民主逆風2倍…菅前首相もなりふりかまわぬ選挙戦 植え込みの縁に立ち、お膝元のR吉祥寺駅前で街頭演説をする菅直人氏。厳しい選挙戦を示すように聴衆はやや少なめだった Photo By スポニチ 12月16日の衆院選投開票まで、あと26日。政党が乱立する中、有権者は混沌(こんとん)とする政治を誰に託すのか。注目の選挙区の情勢を緊急ルポする。第1回は福島第1原発事故の対応が問われる菅直人前首相(66)の東京18区=武蔵野市、府中市など。民主党政権に逆風が吹き荒れる中、生き残りをかけて、なりふりかまわぬ選挙戦を展開している。 多くの買い物客でにぎわう日曜日のJR吉祥寺駅前。昨年8月の首相退任から初となった地元での街頭演説では、街宣カーの上からではなく、高さ40センチほどの縁の上に立ってマイクを握った。指揮を執った原発事故の対応を振り返り、胸を張るように約1時間の熱弁。ただ、聴衆は150人程度で、罵