陵墓の西殿塚古墳。右側の前方部で男が盗掘を図った=奈良県天理市、朝日新聞社ヘリから 【編集委員・今井邦彦、坂本純也】宮内庁が陵墓として管理する奈良県天理市の前方後円墳、西殿塚(にしとのづか)古墳(全長約230メートル)で昨年、考古学愛好家の男が盗掘を図っていたことが分かった。男は巡視中の宮内庁職員に見つかり、被害はほとんどなかったという。 関係者によると、男は昨年8月、宮内庁が第26代継体天皇の皇后、手白香皇女(たしらかのひめみこ)の墓として管理する同古墳に侵入。前方部頂上にある一辺約22メートルの遺構「方形壇」の表層をシャベルで掘り返していたところ、書陵部畝傍陵墓監区事務所の職員に見つかり、天理署に引き渡されたという。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービ