香港支局への駐在を命じられ、赴任して2カ月以上が経った。色々とトラブルはありつつも1つひとつクリアしながら次第に生活インフラも整え、この国際都市での生活にもようやく慣れつつある。だが、ひとつ、乗り越えなければならないが、毎度心が折れそうになる出来事がある。私の場合、周期が規則的なのでそれはおおむね毎日私を悩ませている。 尾篭な話で恐縮だが、トイレの事情だ。 と言っても、トイレが不衛生で耐えられないといった類の話ではない。香港の公衆トイレは、東京の水準と比べればやや劣るものの、おおむね清潔に保たれている。ただ、地下鉄駅やコンビニにはトイレがなく、オフィスビルのトイレも従業員専用(カギ付き)なので、町中で催したら商業施設かホテルのトイレか公衆トイレを探すほかない。もっとも、こちらでの生活に慣れてくると、どこにトイレがあるかを検知する「トイレ勘」のようなものが働くようになって、トイレの場所を必死
日本人ビジネスパーソンもグローバル化を避けて通れない時代が来た。日本人と日本企業は変わることができるだろうか。そのような問題意識で、来日中の米スタンフォード大学研究員の櫛田健児氏と対談を行った。今回はその後編である。 櫛田さんの専門領域はグローバルのIT(情報技術)業界における政治経済分析だ。市場のルール、規制といったものが業界のプレイヤーにどのように影響し、市場発展にどのような影響を与えるのかを研究されている。 前編の最後の部分では、日本の製造業がアメリカを打ち負かした結果、逆にアメリカのホワイトカラーのレベルが格段に上がってしまい、特にグローバルなビジネスを設計するという面で日本人が大きく遅れをとっているという話が展開された。 それを受けて今回の対談では、「グローバルで活躍できる日本人とはどのような人材なのか」という点で話を伺った。なぜ日本人が国際人として振る舞うことが苦手なのか、日本
この半年ほど、文楽協会と橋下徹大阪市長の間のやりとりをなんとなく観察していたのだが、事態は、どうやら、最終局面に到達しつつある。 違法ダウンロード刑罰化法案について、私が当欄に原稿を書いたのは、手遅れになってしまった後のことだった。この点について、私は、ちょっと後悔している。もう少し早い段階で、何かできることがあったのではなかろうか、と、そう思うと残念でならない。 なので、文楽については、状況が流動的なうちに、思うところを文章にしておきたい。 役に立つかどうかは分からないが、コラムの連載枠を与えられている人間は、せめて、人々に考える機会を提供するべく、できる限りの努力を払わねばならないはずだからだ。 橋下市長は、補助金をカットする決意をすでに固めているように見える。 報道によれば、文楽協会とその技芸員が、市長への非公開の面会を求める方針を固めたことについて、橋下市長は、以下のように反応して
6月のはじめ頃、ある食事会に誘われた。 主旨は、「レバ刺しとのお別れ会」ということらしい。牛の生レバーが違法になる前に、最後の食べ納めをしようではないかという、なかなかおくゆかしい集まりだ。 なるほど。 が、私は、ちょうどスケジュール的にむずかしかったこともあって、参加を辞退した。 「レバ刺しはお好きじゃなかったですか?」 「えーと、まあ、あんまり食べない感じでしょうかね」 本当のことを言えば、生のレバーは生まれてこの方食べたことがない。そう言うと、なんだかケンカを売っている感じになるので、曖昧に答えた次第だ。 レバーは、生でなくても、基本的には食べない。牛であれ豚であれ、あるいは鶏でも馬でも、まず箸はつけない。というよりも、端的に述べるなら、レバーは大嫌いだ。 絶対に食べられないということではない。でも、よほど追い詰められない限りは口をつけない。ということはつまり、当方としては、今回の生
ピアニストのフジ子・ヘミング女史のリサイタルを聞く機会がありました。場所は、ニューヨークのリンカーンセンター内のアリス・タリー・ホール。東日本大震災のチャリティーという主旨もあって、多くの聴衆が集まっていました。その聴衆ですが、ザッと見渡したところ95%は日本人のようで、場内のアナウンスも日本語だけであったり、在米日本人コミュニティーのイベントということは明らかでした。改めて日本でのフジ子人気の凄さを感じさせられました。 リサイタルの内容ですが、一部で言われているような「超スローテンポ+旋律の濃厚な味付け」のユニークな演奏というのではなく、端正でロマンチックな普通の演奏でした。確かにテンポに変化をつける部分はありましたが、一小節内のリズムは良くも悪くもメトロノームを刻むような正確さがあり、節度を崩した演奏という印象はありませんでした。 メカニックにしても解釈にしても最近のピアノ界の様々な「
さて今月半ばには、ちきりんもいよいよ還暦を迎えることになります。 といっても、そこの若い人、還暦って何か知ってます? 還暦(かんれき)とは、干支が一巡し、起算点となった年の干支に戻ることで、簡単に言えば「60年生きてきましたよ!」ということです。昔は長生きの象徴で、赤いちゃんちゃんこを贈ってお祝いしていたらしいです。 「干支って12個じゃないの?」って? 違います。組み合わせは60個あるんです。→ 「十干十二支 参考サイト 」 今や人生80年時代、還暦なんて関係ない!という元気な人も多いのですが、私はどちらかというと脱力系というか、生きるエネルギーが乏しい人なので、そんな自分が還暦を迎えるなんて、正直言って感慨深いものがあります。「ああ、よくここまで生きてきたなあ」という感じです。 私もここ10年くらいは、「年を取る」「老いる」ということが、どういうことか、身を以て体験してきました。 ブロ
1 :名無しの心子知らず :sage :2006/04/07(金) 23:45:11 ID:RMHY7aPS (#) 違う字にすればよかったとか、もっといい名前があったとか、後悔してる人いませんか? 子供に申し訳ないです… 4 :名無しの心子知らず :sage :2006/04/07(金) 23:57:48 ID:RMHY7aPS (#) 画数を大切にして考えたので、名前にはなかなか使わない漢字を使いました。あの時は本当に一番いいと思ったのですが、響きは気に入ってるけど、変な字でかわいそうです。 我が子よ、すまぬ。 5 :名無しの心子知らず :sage :2006/04/08(土) 01:05:33 ID:4f70gWZc (#) 日本人なのに外人みたいな名前。 私は古風な名前がよかったけど、旦那の強い要望により却下された。まあいっか、と思って普通に名前呼んでたけど、出かけた時とか、人前で
人にとっても組織にとっても、「変わる」ことは簡単なことではありません。 特に日本ではあまりに「変わる」のが難しいため、「替わる」方が「変わる」より早く起こることもあります。というか、「替わる」を待たなければ何も変わらないことさえある。 たとえば日本の大企業や公務員組織には、明らかに給料が高すぎる正社員がたくさんいます。でも彼らの給与を(下げる方向に)変えるのは非常に難しい。 だから経営者は彼らの給与は変えずに、新規に雇う人を非正規雇用に替えることにより、少なくとも今後雇う人に関しては給与を適切なレベルまで下げようと試みます。 弱者を支援する人は「非正規社員の給与・待遇が低すぎる」と言いますが、経営者からみれば「いや、そっちは妥当な額です。正社員の給与・待遇が高すぎるだけ」というのが本音。 労組の反対により正社員の給与を変えるのが難しいなら、労組が守らない雇用形態の労働者に少しずつ入れ替えて
東京オートサロン2012(1月13~15日開催)の模様を、昨日に続き紹介する。 オートサロンの華といえば、やはりバリバリのカスタム(改造)カー。レース仕様があれば、内装に趣向を凝らしたもの、アニメの登場人物などをペイントした、いわゆる「痛車」などさまざまだ。 金に糸目をつけない改造っぷりには、最近よく見かけるようになった中国人も注目する。上海から来たという6人連れは「ディーラーをしているが、何が次に流行するかのヒントを探りにきた」という。台湾の50代夫婦は「総統選よりオートサロンが大事。車は5台持っているが、改造部品は日本が一番いい」という。 展示の紹介を中国語でも行う出展者も増えてきた。性能や外見に付加価値を認め、財布を開いてくれる顧客はアジアにも広がっている。オートサロンの盛況から、その可能性の一端も垣間見えた。
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