「説明が分かりやすく、下任せにせず自身が指揮を執って問題を解決しようとしているところが伝わり、会見としては非常に良かった」 こう話すのは、企業広報・危機管理コンサルティングを手掛けるエイレックス(東京都港区)副社長の平野日出木氏だ。情報開示の姿勢の高さや、技術面の細部まで理解した説明、状況をすべて把握した上で会見を進めるトップの姿勢は「一般の生活者に安心感を与えた」と平野氏は指摘する。 会見のタイミングに集まった批判 関連記事 刺身に電気を流して「アニサキス」撲滅 苦節30年、社長の執念が実った開発秘話 魚介類にひそむ寄生虫「アニサキス」による食中毒被害が増えている。この食中毒を防ぐため、創業以来30年以上に渡り、アニサキスと戦い続けてきた水産加工会社がある。昨年6月、切り身に電気を瞬間的に流してアニサキスを殺虫する画期的な装置を開発した。開発秘話を社長に聞いた。 悪者アニサキス、スーツ着
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ETV「原発事故 “最悪のシナリオ”~そのとき誰が命を懸けるのか~」(3月6日)は、東日本大震災による、東京電力福島第1原子力発電所(1F)のメルトダウンの連鎖の大事故において、危機管理の要諦である“最悪のシナリオ”想定した、大局的な視点に立って、政府ことに官邸や東京電力、防衛省、自衛隊などが動いたかどうか。 検証ノンフィクションの傑作である。東日本大震災から10年を迎えて、日本の危機管理体制は当時と変わったのだろうか。残念ながら、番組の答えは否である。(カッコ内の肩書はいずれも当時、敬称略) 政府の一部が検討した“最悪のシナリオ”は、メルトダウンの事故後の1年後に情報公開請求によって明らかになっている。取材チームは、これに加えて日本政府、米軍、自衛隊、東電がそれぞれ描いていた“最悪のシナリオ”の資料も入手した。 細野豪志(首相補佐官)は、「私が得た極秘情報のなかで、このシナリオだけは当時
3.11の10年目にあたって 東日本大震災・東京電力福島第一原発事故発生から10年目を迎える。 10年を経てしかし、東日本大震災の被災地の復興は遂げられていない。 津波被災地の造成地の多くが空き地のまま。福島の避難者の多くは帰らず、廃炉どころか汚染水問題さえ解決の目処はついていない。 私たちはこの被災地の現状を一体どう考えたらよいのだろうか。 震災から10年経って、私たちは新たな国家レベルの危機を迎えている。 新型コロナウイルス・パンデミック。しかしそこで見えているのは10年前の私たちよりさらに能力の劣った危機管理の現状である。 一体私たちは東日本大震災のこうした復興状況から何を学べばよかったのだろうか。 まずはこのコロナ禍で見えてきたことから考えてみたい。
まさかこんな山の中で津波が起きるとは東日本大震災、私は福島県の山の中で津波が発生したと聞いて現場にかけつけた。目にしたのは水がなくなったため池。須賀川市にあるため池「藤沼ダム」(藤沼湖とも呼ばれる)は、地震の揺れで堤体が決壊し、水が一気に山の斜面を流れ落ち、山腹にある集落を飲み込んで8人の死者・行方不明者が出た。 底が見える泥沼のようなため池を眺めながら老夫婦が「海で津波がなければ、これが間違いなく新聞の1面だっただろうな。まさか、こんな山の中で津波が起きるなんて…」と話していた。 災害が起きた後の現場に行けば、「まさかここで、こんな災害が起きるとは思わなかった」という話を必ずといっていいぐらい耳にする。しかし、須賀川で聞いた「まさか」は、それまで聞いた「まさか」とは違い、説得力を感じた。 生かされなかった教訓 地震や豪雨によるため池被害東日本大震災では、実に全国で3700カ所のため池が被
地震、台風、豪雨……。大規模災害が続くなか、多くの人が犠牲になった。そして、被災した人々はそろって「まさか自分が」と口にする。この「まさか」の心理とは、いったい何だろうか。被害が拡大する背景には「正常性バイアス」という心理が影響している――。そんな実態も専門家の研究によって次第に分かってきた。西日本豪雨の被災地を歩き、「まさか自分が」の現場と心理、その対策を考えた。(廣瀬正樹/Yahoo!ニュース 特集編集部) 200人以上が死亡した西日本豪雨から2カ月近くが過ぎた8月下旬、岡山県倉敷市の真備町に足を運んだ。瓦礫などはもう片付いていた。それでも、住宅の壁や道路に泥がこびりつき、町全体が茶色っぽい。どの建物も1階の内壁は落ち、柱や梁が剥き出しになっている。真備町の浸水は5000棟以上。災害の痕はそう簡単に消えるものではない。
熊本を襲った地震の影響がサプライチェーンにも及んだ。トヨタ自動車系列、そしてソニーやルネサスエレクトロニクスもが相次いで工場停止を発表した。本稿の発表時点(4月19日)にいたるまで余震の状況や、そして各企業の工場操業状態は分からないものの、予断を許さないに違いない。しかし、生産うんぬんよりも、まずはいまなお続く不明者の安否について、祈るしかない。そして、お亡くなりになられた方のご家族については、言葉もない。 海外メディアはこの地震について、いっせいに報じている。もちろん、惨事を伝えるものが大半だが、その中で、前述のサプライチェーンに触れているものもある。例えば、Fortuneは「Toyota, Other Major Japanese Firms Hit by Quake Damage, Supply Disruptions」と題した記事でサプライチェーンの寸断を伝えている。日本企業のお家
1981年、AIU保険会社に入社。その後、数度の米国研修・滞在を経て、企業不祥事、役員訴訟、異物混入、情報漏えい、テロ等の事件・事故の危機管理コンサルティングに多数関わる。2000年、AIU保険会社初代危機管理コンサルティング室長を経て、2003年、AIGリスクコンサルティング首席コンサルタント、2008年、AIGコーポレートソリューションズ常務執行役員に就任。また、2004年7月以降2008年12月まで、初代 AIG BCP Officer (事業継続計画担当役員)及び AIG RRT (Rapid Response Team:緊急事態対応チームに所属し、危機管理分野の責任者を務める。 同時に、産業再生機構の本体への危機管理支援やその投資先企業へのリスク管理の指導にも深く関わる。その後、ACEコンサルティング (株)のExecutive Advisorとして就任し、現在に至る。 最新!会
ダイドードリンコでも、2005年から災害対応自販機「災害救援ベンダー」を提供。大きさは999~1160×650~750×1830ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは飲料が入っていない状態で約300キロ 緊急時に鍵なしで飲料を取り出せる自動販売機がここ数年増えてきた。SECURITY SHOW 2008に出展していたダイドードリンコでも、2005年7月から災害対応自販機「災害救援ベンダー」を提供している。 災害対応自販機の特徴は、災害時に無料で自販機内の飲料が取り出せるようになること。実は、この「災害モード」への変わり方で、いくつかタイプがあることをご存じだろうか。1つは災害が発生すると、遠くの災害センターから無線通信によって、災害モードに変わるタイプ。もう1つは、自販機の管理人が手動で操作して災害モードに変えるタイプだ。 一見、無線通信によって変わる前者のほうが人手もかからず、技術的にも優れて
イージス艦衝突で露呈した防衛省の“危険な”体質 海上自衛隊イージス艦「あたご」による漁船清徳丸との衝突事故は、時間がたつにつれ、海上自衛隊側の無茶苦茶、出鱈目ぶりが露わになってきている。 そもそも、漁船が少なからずいる海域を全くの自動操舵で突き進むとはどういうことか。漁船の方が曲芸のように回避してくれると思っていたのか。結局、12分前に清徳丸の灯火を見つけながらも、衝突の1分前まで自動操舵を続け、事故は起きた。 説明が二転三転する防衛省 一体、見張り員が「12分前に灯火を発見」後どのような対応がなされたのか。そのときの状況はどうだったのか。衝突の瞬間、艦長は仮眠をとっていたことなどが、だんだん分かってきたが、まだ事故が起こった当時の全容は明らかになっていないのではないのか。 あたごの見張り員が清徳丸に気付いた時間についても、防衛省の説明は二転三転している。海上幕僚監部は事故当日の
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