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ブックマーク / georgebest1969.typepad.jp (9)

  • なぜ日本ではコロナウイルス流行が(それほど)起きていないのか、そしてなぜ東京で増えているか。

    今から申し上げるのは完全に仮説です。科学的営為は仮説生成と仮説検証からなります。ぜひ検証したい、してほしいと思います。 Here what I state is just a hypothesis. Science consists of hypothesis generation and hypothesis evaluation. This hypothesis also needs evaluation. I would like to do it and somebody also should. I do not have time to write an English version in addition to this Japanese one, so please take advantage of one of translation service to read

    ohira-y
    ohira-y 2020/04/03
    春節よりも最初の流行地である中国からの距離感が初期対応につながったのでは無いだろうか?(仮説)
  • 生食用カキは非加熱で食べてもよいのか

    注意! これは神戸大学病院医学部5年生が提出した感染症内科臨床実習時の課題レポートです。内容は教員が吟味し、医学生レベルで合格の域に達した段階 で、人に許可を得て署名を外してブログに掲載しています。内容の妥当性については教員が責任を有していますが、学生の私見やロジックについてはできるだ け寛容でありたいとの思いから、(我々には若干異論があったとしても)あえて彼らの見解を尊重した部分もあります。あくまでもレポートという目的のために 作ったものですから、臨床現場への「そのまま」の応用は厳に慎んでください。また、ブログをお読みの方が患者・患者関係者の場合は、内容の利用の際に は必ず主治医に相談してください。ご不明な点がありましたらブログ管理人までお問い合わせください。kiwataアットmed.kobe-u.ac.jp まで 生用カキは非加熱でべてもよいのか ノロウイルスの感染成立ウイル

    ohira-y
    ohira-y 2013/12/18
    二枚貝による食中毒事例が減少傾向というのをどう考えるかだな。 http://www.fsc.go.jp/sonota/risk_profile/risk_norovirus.pdf
  • 食の安全とリスクヘッジ

    ある雑誌に「の安全」をテーマに取材を受けた。が、煮え切らないコメントだったのでどこまで採択されるか分からない。というわけでここにまとめておく。こないだ、栄養士さんたちにお話ししたのも、同様の内容。 あるタイプの事の善し悪しを吟味するのは難しくない。大切なのは、「だれ」に対して「どのような」事をとると、「どのような」結果が得られるのかを吟味すればよい。pubmedでも調べられるが、ぼくは簡単なdynamedを使うことが多い。 例えば、mediterranean diet(果物、野菜、シリアル、豆、ナッツなどが多いオリーブオイルを使った事)は、「心筋梗塞患者」の「全死亡率(フォロー平均27ヶ月)」を下げてくれる。Number needed to treat, NNT26。 が、 このようなクリアカットなエビデンスは、事についてはむしろまれなことである。もっと煮え切らないデータのことが

    ohira-y
    ohira-y 2013/10/09
    消費者の立場としては概ねこのスタンスでいいとおもう。ただ、生肉に対しては甘いのではと以前著作を読んで思った。
  • HPVワクチン「積極的な勧奨一時中止」を評価する

    昨日、厚労省の検討部会が開かれ、2種類のHPVワクチン接種の「積極的な勧奨を一時中止」する決定がなされた。ただし、公費負担は続けるという。 なんだかよくわからない決定だなあ、と思った人は多いだろう。「なんだかよくわからない」については同意である。 でも、ぼくはこの判断を由とする。 ワクチン推進派は、すぐに2005年の日脳炎ワクチンの問題を想起したであろう。ADEMと呼ばれる中枢神経疾患の副作用が「懸念」され、その時点で「積極的な勧奨を一時中止」という事態になってしまった。それは2010年まで続けられ、日人の抗体保有率は激減、日脳炎発症数も増加した。あきらかに厚労省の失政である。ADEMとの因果関係は不明なままだが、その発生頻度(15年間で22例)、予後(小児のADEMはほとんどが軽快、死亡記録は文献上はなく、あってもまれと考えられる)を考えると、原疾患とのバランスがとれていないからだ

    ohira-y
    ohira-y 2013/06/15
    何故評価するのか、その理路や前提条件が明らかにされている。
  • 楽園はこちら側

    海外事情」に寄稿した文章です。許可を得てこちらに転載します(初稿)。書いたのは昨年12月なのでデータはやや古くなりましたが、「総括」なので、内容は特に問題ないと思います。御覧ください。 緒言 日の新型コロナ対策を「総括」、すなわち総合的なパースペクティブからまとめようとしたものが過去に2つ存在する。一つは、書籍になった「新型コロナ対応/民間臨時調査会 調査・検証報告書」[1]であり、もう一つは、政府が招聘した新型コロナウイルス感染対応に関する有識者会議が出した「新型コロナウイルス感染症へのこれまでの取組を踏まえた次の感染症危機に向けた中長期的な課題について」[2]である。 しかし、前者はどちらかというと「証言集」に近く、やや厳しい言い方をすれば、「個人の感想」集であり、属人的なものだった。データ解析、ファクトの解析には乏しかった。後者については政府に依頼されて役人が突貫工事でまとめたも

    楽園はこちら側
    ohira-y
    ohira-y 2013/05/29
    『「デマは看過しない」がリスコミの要諦』
  • 漢方とエビデンスの地平

    御礼。 書は大変面白く読ませていただいた。ただ、どうも日の漢方診療のトップランナーたちはEBMあるいはエビデンスについて、根的に誤解しているように思う。 要するに、EBMにおいてWhyとかHowとかはどうでもよいのだ。大事なのは、What, How much, How many, Which といった「ぶっちゃけ」な問題ばかりである。EBMは「なんでそうなるの?」というタイプの疑問には常に沈黙する。その答えるところは、(理由はよく分かんないけど)「どちらの治療がベターか」「何が最適な選択しか」といった、ぶっちゃけな回答ばかりである。 それは、実は漢方診療に親和性が高い。複数の生薬(そして背後にはさらにたくさんの化学物質)が絡む漢方診療において「なぜじゃ」「どうしてじゃ」といった間寛平的疑問に答えるのは困難である。でも、実はEBMもそうであり、EBMが「なぜじゃ」「どうしてじゃ」と

    漢方とエビデンスの地平
    ohira-y
    ohira-y 2013/05/22
    『漢方は充分にEBMに親和性が高い。要するに、結果さえ出せばよいのだよ、臨床のプロは。』『本書は、漢方医学が西洋医学におけるボーダーラインでストラグルする、いわば「戦記」』
  • 予防接種同時接種慎重論にコメントする。

    北里大学北里生命科学研究所の中山哲夫氏が、ワクチンの同時接種に慎重な意見を表明しています。同時接種の安全性に吟味が十分ではない点、欧米で行なっていること「そのもの」を日で行う根拠にしてはいけないという点はそのとおりで、氏の論考は傾聴に値するものだと思います。 http://medg.jp/mt/ それを踏まえて若干の反論もありますので、ここで述べさせていただきます。 氏は北里研究所でワクチンを開発・製造し、市販後調査を行い、インフルエンザワクチンなど2億もの販売を行なってきたが、死亡例は一例もなかったといいます。そして、それを根拠に有害事象が発生した同時接種に安全性の懸念を表明しています。 しかし、私はむしろ逆に、これまで「一例もなかった」ことが不自然だと考えます。 肺炎球菌ワクチン、ヒブの同時接種後に死亡例が出ていますが、その原因の一つに乳幼児突然死症候群(SIDS)や感染症の発症が考

    ohira-y
    ohira-y 2012/10/13
    "ハザード・ゼロとは、ハザードが本当に起きていないのではなく、きちんと報告されていない可能性が高いからです"
  • 食の安全をもいちど考える

    予防接種で副作用が生じたとき、その責任はどこにあるのか?ワクチンメーカーか?認可した国(あるいは自治体)か?接種した医療者か?接種を希望した人(あるいは親)の自己責任か?このことを「予防接種は「効く」のか?」で考えた。 ユッケによるO111の汚染の責はどこにあるのか?畜産業か?肉処理業?卸売業者?調理者?提供したお店?子どもにべさせたコンシューマー?厚労省? コンシューマーは関係ないだろう、という意見もあるかもしれない。しかし、出されたべ物のリスクをコンシューマーが認識全然しなくてよい、とどこまで決めるかは意外に難しい。僕らは、アメリカマクドナルドで、熱いコーヒーをこぼして火傷した人がマックを訴えた逸話を知っている。熱いコーヒーマクドナルドの責任ではないのなら(「常識的には」僕らはそうかんがえるはずだ)、生肉に中毒のリスクがあると考えるべき(とかんがえる人はいるだろう)消費者

  • 映画「玄牝」

    河瀬直美監督のドキュメンタリー「玄牝(げんぴん)」を観た。自然分娩を推奨する愛知県岡崎の吉村医院での妊婦さんたちを撮っている。 作品の質については素人がどうこう言えることはない。あくまで個人的な見解だが、どうも映画にはのめり込めなかった。 理由1。やっぱ僕自身が医者なので、医療を撮ったドキュメンタリーに「照れ」が生じてしまう。ドキュメンタリーは一種のフィクションなので、医療現場にいる人のセリフも「カメラを前にした」セリフである。そこには一言のウソもない。ウソはないのだけれど、「うーん」とうなってしまうような、何か違和感がある。僕が「House」のような例外を別にして、フィクション、ノンフィクションにかかわらず医療系にどうしてもうまく感情移入できないのも、この自分の「照れ」が原因となっている。それに、島根の田舎育ちの僕としては、生命のメタファーとして使用された木々とか、茅葺き屋根の家とか、カ

    ohira-y
    ohira-y 2011/02/17
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