ポーランドとチェコ、スロベニアの首相がウクライナのゼレンスキー大統領と会談するためキエフを訪問する。一方、ロシア軍が包囲しようと攻撃を続けるキエフでは、市長が2日間の外出禁止令を発した。 約3週間前にロシアがウクライナに侵攻を開始して以来、外国首脳がキエフ入りするのは初めて。ポーランド政府によると、3カ国首脳の訪問は欧州連合(EU)と調整済みで、ウクライナへの追加支援パッケージの発表もある見込み。 ポーランドのモラウィエツキ首相、チェコのフィアラ首相、スロベニアのヤンシャ首相は列車でキエフに向かっている。北大西洋条約機構(NATO)、欧州安保協力機構(OSCE)には安全上の注意事項としてルートを事前に通知してあると、モラウィエツキ首相の顧問は述べた。 モラウィエツキ首相は15日、「ウクライナに連帯を示すため、キエフに向かっている」とフェイスブックに投稿。「このような世界の重大な転機にあって
「人道回廊」、シリア内戦と酷似 市民退避後の攻撃強化懸念 2022年03月09日07時04分 7日、ウクライナのキエフ近郊イルピンで子供を抱え逃げる女性(AFP時事) ロシア軍が包囲したウクライナの諸都市を対象に「人道回廊」の設置を表明したことを受け、シリア内戦でロシアの支援を受けたアサド政権が用いたのと酷似する戦術を展開しようとしているという見方が強まっている。シリアでは、反体制派戦闘員や民間人を指定地域に退避させ、従わなければ攻撃強化を警告。強引に都市の掌握が進められた。ロシアの助言を受けて行われた戦術とみられ、ウクライナでも同様の手法で制圧を目指す可能性がある。 ウクライナ5都市「限定停戦」 一部で退避、難民200万人超―ロシア軍、国境戦力全投入か ロシア軍はウクライナ北東部の第2の都市ハリコフではロケット弾を住宅街などに向けて発射。南東部の要衝マリウポリでも包囲攻撃を仕掛けた。ロシ
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。 防衛省防衛研究所の高橋杉雄室長に▽ロシア軍とウクライナ軍のそれぞれの現状、▽軍事面から見た停戦に向けた交渉の見通し▽今後想定される展開について聞きました。 (動画は3分5秒です。データ放送ではご覧になれません)。 ロシア軍について 「三方から地上軍の侵攻が行われているわけですが、北方から最短ルートでキエフを狙っている部隊の進撃が停滞して、そこがある程度うまくいってない部分です。一方、南東部におけるロシアの占領地域は、着実に拡大をしているので、作戦が展開していると言えるかと思います」。 「ウクライナ軍に関する情報が一切流れてきません。例えばロシアの有名な車列などは民間の衛星会社が公開しているものです。もし仮にウクライナ軍がロシア軍を完全に食い止めているのであれば、あんなところに何日も止まっている部隊が無事でいられるはずがない。 ロシア軍も消耗していますけ
米長官、軍用機の間接供与検討 ウクライナ支援でポーランドと協力 2022年03月06日21時43分 ブリンケン米国務長官=4日、ベルギー・ブリュッセル(AFP時事) 【キシニョフAFP時事】ブリンケン米国務長官は6日、ロシア軍の侵攻を受けるウクライナに軍用機を提供するため、ポーランドとの協力を進めていると明らかにした。複数の米メディアによると、ポーランドが米国からF16戦闘機を取得する見返りに、旧ソ連製の航空機をウクライナに送る計画が検討されているという。 <ウクライナ情勢 最新ニュース> ブリンケン氏は訪問先のモルドバで、記者団に対し「ポーランドがウクライナに航空機を供与する可能性と、その場合のポーランドへの埋め合わせについて、積極的に検討している」と説明した。 国際 コメントをする
ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍は、東部の要衝マリウポリへの攻勢を強め、ロシア国防省はこの地域に住民の避難ルートを設置すると発表しました。 しかし、このあとウクライナ側は、ロシア軍が砲撃を続けているため住民の避難を延期することになったと明らかにし、早くも先行きは厳しくなっています。 ロシア軍は、南東部にあるヨーロッパ最大規模の原子力発電所を掌握するなど各地で攻勢を強めていて、ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は5日、これまでに2000を超える軍事施設や車両などを攻撃したと発表しました。 ロシア軍は、親ロシア派の武装勢力とともにアゾフ海に面する東部の要衝、マリウポリへの攻勢を強めていて、国防省はマリウポリと周辺の町で日本時間の5日午後4時から一時的に停戦し、住民の避難ルートを設置すると発表しました。 避難ルートの設置は、今月3日に行われたロシアとウクライナの停戦をめぐる交渉で合意されていま
現地時間2月24日未明に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻。3月2日までにすでに70万人近くが国外に脱出。筆者が住むポーランドにも数多くのウクライナ人が避難してきている。一方、祖国にとどまることを決意した人たちもいる。ウクライナ在住のアメリカ人男性と、ロシア国境に近い都市ハリコフに家族が住むポーランド在住のウクライナ人女性に今の心境を聞いた。 24日以降、街は閑散としている 「24日は爆撃の音で目が覚めた」と語るのはウクライナ東部の都市Dnipro(ドニプロ)に住むケリーさん。50代のアメリカ人男性だ。 ドニプロは24日に攻撃を受けたものの、3月2日現在、市街戦には至っていない。ただ、2月28日は町中に警報が鳴り響き、緊張感が一気に高まった。また、武装勢力が潜んでいる可能性があると、重装備で街を巡回する警官に遭遇したこともあるという。
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