ロシア政府は2035年償還ユーロ債のクーポン1億200万ドル(約126億円)の支払いを実施した。ウクライナ侵攻で経済的孤立を深める中でも、世界最大のエネルギー輸出国は外貨建て債券の利払いを継続している。 ロシア財務省は、資金をロシア連邦証券保管振替機関(NSD)に移したと発表。35年償還ユーロ債のクーポンはNSDを通じて投資家に支払われる。資本規制とNSDの口座に対する規制により、投資家に資金が届くのが遅れるケースがこのところ生じてきた。 信用格付け機関からの警告にもかかわらず、ロシアはこれまでのところデフォルト(債務不履行)を回避している。財務省は29日の声明で、送金により財務省は債券の条件に基づく義務を「全て」履行したと述べた。 同省は28日、4月4日に満期となる20億ドルのドル建て債について「金利の支払い」と「元本の支払い」があると通知。42年4月償還債の利払いも行う意向を示していた
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