丸紅(株)(柿木真澄社長)は12月15日、スイスのCovantis SA(コヴァンティス、以下「Covantis社」)に出資することを発表した。穀物・油糧種子などのサプライチェーンのデジタル管理プラットフォームの運営・開発に参加する。同日、丸紅は本紙などの関連紙誌に対して説明会・個別説明を実施した。 Covantis社は2020年2月設立。穀物トレードの事務手続きにブロックチェーン技術を利用してデジタル化するサービスを提供する企業だ。穀物メジャー6社(ADM、Bunge、Cargill、LDC、Viterra《旧 Glencore》、COFCO)6社が共同出資しており、丸紅の出資後は7社の株式比率が同率となる予定だ。2021年3月にブラジルからの輸出手続き向けのサービスを開始している。 穀物トレードの業界の課題として、プレーヤーが非常に多く、コミュニケーションにかかる手間が煩雑になっている
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