トヨタ自動車は7日、ロシアの現地法人に出向している社員に一時帰国を指示したことを明らかにした。外務省はロシア在留邦人に商用便による出国の検討を呼び掛けており、日本企業の中で安全確保のため従業員を現地から退避させる動きが相次いでいる。 トヨタが帰国を指示したのは、社員26人と家族を合わせた計48人。業務にめどが付き次第、順次速やかに帰国させるという。トヨタはサンクトペテルブルクにある工場の稼働を停止している。日産自動車とマツダも、現地の生産拠点などに出向している従業員をロシアから出国させる。 三井物産では、ロシア駐在員の家族が国外への退避を始めた。駐在員に関しては「安全確保を最優先にさまざまな選択肢を検討している」(広報)としており、個別に退避か残留かを判断する見通し。現地で建機などの製造・販売を行うコマツは日本人駐在員に一時退避指示を出した。KDDIも出向中の日本人社員と家族の退避を手配す
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