EU flag hangs outside the Frankfurt Stock Exchange. Photographer: Peter Juelich/Bloomberg 欧州中央銀行(ECB)のパネッタ理事は、ユーロ圏の景気拡大がほぼ停止しており、当局による記録的インフレとの闘いでさらに「高コスト」に直面するとの認識を示した。 5日付のイタリア紙スタンパに掲載されたインタビュー記事によれば、パネッタ理事は「欧州経済は事実上の停滞状態にある」と指摘。「1-3月(第1四半期)の成長は0.2%だった。一部の国の成長の一時的高まりがなければ、基本的にはゼロ成長だっただろう」と述べた。 パネッタ理事は「このためECBが直面する選択肢はさらに複雑化する。インフレ抑制を狙った金融引き締めは、既に弱まりつつある経済成長を結局は妨げることになる」とコメントした。