ロシアからの侵攻を受けるウクライナがNATOに対し要請する「飛行禁止区域の設定」について解説します。文字どおりの意味でとらえると少々、読み違えるかもしれません。実現すれば戦争の趨勢を決定づけかねないものです。 ウクライナは「飛行禁止区域の設定」を欲す 2022年2月24日に始まった、ロシアによるウクライナ侵攻から2週間。ロシアはいまだ、ウクライナの主要都市ハリコフや首都キエフを陥落させることができないでいます。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、戦争前からNATO(北大西洋条約機構)に対し直接的な介入を求めていますが、ロシアと対峙したくないというNATO側の思惑から、現在のところウクライナに対する軍事的援助は武器供与、諜報活動における情報提供、そして個人の自発的な義勇兵などにとどまっています。 拡大画像 ポーランド空軍のMiG-29。NATO加盟国にはウクライナ空軍も保有するMiG-29が
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