ドイツ経済・気候保護省は3月25日、「エネルギー安全保障の進捗報告書」を発表した。同報告書は、ロシアによるウクライナ侵攻以降、ドイツがエネルギー安全保障の確保のために実施したことや今後の見込みをまとめたもの。ドイツはロシアへのエネルギー依存度を下げており、特に石油と石炭において進捗があるという。 まず、これまでに実施していることとして、少なくとも7億立方メートルの天然ガス購入プログラム立ち上げ、液化天然ガス(LNG)輸入ターミナル建設に関する覚書締結(2022年3月11日記事参照)、ガス貯蔵法の成立と施行に向けた取り組み(2022年4月4日記事参照)、石炭の調達と備蓄の推進、浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備(FSRU)(注)の設置に向けた調整、などを挙げた。 石油については、2021年はドイツ国内での消費量のうち約35%をロシアからの輸入に頼っていた。ロシアとの既存契約は更新せず、調達先を変
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