[東京 18日 ロイター] 市場の不安心理が連鎖的に悪化している。国債売りが次々とユーロ中核国に飛び火。国債金利が上昇することで債務国の利子負担増加懸念が強まり、さらに不安が高じて国債売りが加速するという「負のスパイラル」に陥っている。米国などの実体経済は堅調で、新興国経済も減速気味とはいえ高い伸びを維持しているが、市場の関心は欧州の債務問題に集中。東京市場でも株安・債券高が止まらない。 <ユーロ全体に「戦線」拡大> 米国経済の堅調さを示すマクロ指標が続いている。10月の鉱工業生産は前月比0.7%増となり、7月以来の大幅な伸びとなった。住宅関連の指標は依然さえないが、10月の米住宅着工件数が市場予想ほど減少しなかったほか、米新規失業保険申請件数が7カ月ぶり水準に改善するなど、住宅と雇用という米経済の弱点も小康状態だ。 新興国経済も、これまでの金融引き締め政策の影響で減速感が出ているが、依然
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