アメリゴ=ヴェスプッチ コロンブスと同時期の大航海時代、フィレンツェ出身でスペインに渡り、何度かの航海を行い、到達した地を探検して新大陸であることを明らかにした。新大陸に「アメリカ」の地名が付いたのは、彼の名に由来するといわれている。 大航海時代の航海者の一人、イタリア人のアメリゴ=ヴェスプッチ Amerigo Vespucci は、数回にわたって大西洋を航海して南北に連なる広大な陸地を探検し、コロンブスが到達したのはアジアの一部なのではなく、「新大陸」であることと主張した。1507年にドイツ人地理学者ヴァルトゼーミューラーの作成した世界地図で新大陸にアメリゴに因んで「アメリカ」という呼称を与えたことから、アメリカ大陸といわれるようになった、と説明されている。しかし、その航海の正確な記録が無いことから、その航海について事実では無いのではないかという疑義が当時から存在し、そのため彼を新大陸の