首都圏の中古木造一戸建て住宅の1月の平均価格は、前月比5%増の3761万円と上昇に転じた。前月は減少していた。主要都市別では、東京23区の平均価格が同14.5%の1億863万円となった。東京カンテイが7日に発表した。平均価格が1億円を超えるのは2017年10月以来。 首都圏1都3県(神奈川、千葉、埼玉県)や近畿圏などその他地域の中古木造住宅を対象に調査を行った。目黒や世田谷、渋谷区などの高級住宅地から高額戸建ての売りが出たため、価格が上昇した。東京カンテイの井出武上席主任研究員によると、数量は少ないものの、港区で3億-4億円の物件が複数売られたことも平均価格を押し上げた。 井出氏は港区から売り物件が出ることは「非常に珍しい」とした上で、住居に広さを求める買い手の需要も堅調で、引き合いが強い市場である一方、過熱感があると語った。 1月の平均価格が増加したのはこうした高額物件による「一時的要因
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