新年度に向けた引っ越しシーズンにちなんで、すさみ町の水族館では、「引っ越しのプロ」であるヤドカリなどを集めた特別展が開かれています。 この特別展は、すさみ町の「エビとカニの水族館」が「春の新生活応援企画 プロの技魅せます! 海中のお引越し展」と題し、成長に合わせて貝殻を変えるヤドカリなど6種類およそ30匹が展示されています。 このうち、プラスチック製のミニチュア段ボール箱を背負ったヤドカリの展示では、引っ越し用の段ボール箱を運び出す様子が観察できるように工夫されています。 また、カニの仲間の「オオカイカムリ」は、自分の体より大きな貝殻や海綿などを背負うということで、水槽ではソファを背負う姿が見られました。 大阪から訪れた小学3年生の男の子は「大きくて引っ越しする姿は、人間より迫力がありました」と話していました。 エビとカニの水族館の学芸員、辻尾奈都美さんは「コロナで新生活に不安を持たれてい