他のゴルフメーカーが、早々にチタンやステンレス製のクラブへと移行する頃、本間はかなり長期間パーシモンクラブの製造を継続。その中で、ヘッドの大型化、低重心化など、世界的にも例をみないパーシモンウッドの進化があったのですが、残念ながら木材→金属という時代の大きな流れには逆らえず、遂に本間ゴルフでもパーシモンウッドの製品ラインナップがほとんど行われなくなりました。 さて、今回ガイドは、山形県にある本間ゴルフの酒田工場を見学する機会に恵まれました。 実は以前から、ウッドの生産が終了した後、パーシモンの大量の原木が本間ゴルフ酒田工場に眠っているという噂を聞いていたのですが、数年前に株主が変わり、創業者一族から経営が変わった際にすべての原木を焼却したという噂もこれまた聞いていて、どうしても事の真偽を確かめたいと思ってもいました。 パーシモンの原木は、アメリカ、ミシシッピ川の周辺に樹齢数十年から百年を超