ロシア国債「潜在的な不履行」、ルーブルでの支払いで委員会判断クレジットデリバティブ決定委員会は20日、ロシアがドル建て国債２本に関する支払いを契約に反してルーブルで行ったことについて、「潜在的な支払い不履行」が発生したとの判断を示した。ロシアが対外債務で初のデフォルト（債務不履行）に陥る可能性がある中で新たな節目となる。 ロシアによる支払いがクレジット・デフォルト・スワップ（ＣＤＳ）取引のクレジットイベント（信用事由）に該当するかについて、委員会は判断を求められていた。 同委は潜在的な支払い不履行が今月４日に発生したと説明した。ただ30日間の猶予期間が切れる５月４日までに債券保有者にドルでの支払いがあれば、ロシアはデフォルトを回避できると考えられる。 ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの通貨ストラテジスト、ブレンダン・マッケナ氏は「ドル建て債のルーブルでの支払いはデフォルトの要件になるとする債券条項は極めて明確だ。５月４日までに実際の返済を巡る実
