物価高止まりで将来も不透明、原油高騰に具体策を用意－岸田首相物価上昇に関しては「わが国の経済、国民生活に大きな影響が出る大変重大な課題」と指摘。原油価格高騰に伴う激変緩和措置などの効果を検証して「今後これに何を加えるべきか、何を改良すべきなのかしっかり議論を続けたい」と述べた。 資源価格が高騰する中、物価上昇をもたらす「悪い円安」への不安も出てきている。輸出から輸入を差し引いた日本の１月の貿易収支は、2014年１月（２兆7951億円）以来の大きさとなる２兆1911億円の赤字となった。インフレに対し政治の懸念が拡大すれば、日本銀行による緩和修正に向けた観測が、市場で高まることも考えられる。 一方、岸田首相は原則拒否してきた外国人の新規入国について、３月１日から観光目的以外は認める方針も示した。入国者数の上限も１日当たり5000人に引き上げる。政府は、新型コロナウイルス・オミクロン株の感染拡大を受け、昨年11月末から全世界を対象に外国人の新規入国を原則
