1997-98年のアジア通貨危機後、東アジアにおける金融協力の必要性が認識され、2000年5月の第2回ASEAN+3財務大臣会議(於:タイ・チェンマイ)において、外貨準備を使って短期的な外貨資金の融通を行う二国間の通貨スワップ取極のネットワークであるチェンマイ・イニシアティブ(CMI)が合意されました。 その後、これらの通貨スワップ発動の際の当局間の意志決定の手続きを共通化し、支援の迅速化・円滑化を図るため、2010年3月、チェンマイ・イニシアティブ(CMI)のマルチ化契約(CMIM)が締結されました。 さらにその後、地域の金融セーフティーネットを更に強化し、CMIMの円滑な実施を確保する観点から、複数にわたるCMIM契約の見直しを進め、信頼できる自助メカニズムとしての地位向上に努めています。 (→経緯) 2. 構造<CMIマルチ化以前>CMIは、 二国間通貨スワップ取極(BSA)(注)の
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