[東京 25日 ロイター] 日銀の山口広秀副総裁は25日、都内で講演し、国内金融機関全体の株式リスク量は自己資本対比で引き続き高い水準にある、と厳しい認識を示した。その上で、株式リスク量を着実に削減していくことが重要な課題だと述べ、金融機関に保有株式の削減を求めた。 「金融リテール戦略2009」で語った。 <金融機関の株式リスク削減は重要な課題> 山口副総裁は「金融危機後のわが国金融機関の経営課題」と題した講演で、国内金融機関の経営上の課題として、1)収益性の低さ、2)収益が信用コストの増減や株価の騰落によって振れやすい──の2点を挙げ、これを克服するために、金融機関の保有するリスクに応じた自己資本基盤の強化や適切なリスク管理、収益基盤強化のためのビジネスモデルの構築を求めた。 とりわけ、リスク管理については「現在のわが国金融機関全体の株式リスク量は自己資本との対比でみて引き続き高水準にあ
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