漁師の仕事は、夜明けからのスタートが基本ですが、出荷先の事情や魚の習性に合わせて深夜から作業を行う場合もあります。彼らが働きはじめてから眠りに就くまで、果たしてどんな過ごし方をしているのでしょうか。ある日の1日を例に、それぞれの働き方やモチベーションを高く保つ秘訣を伺いました。 内水面漁業 有限会社清水川養鱒場 髙橋愛さん(岩手県八幡平市/養殖業) 日本名水百選にも選ばれる清らかな「金沢清水」の湧き水で、ニジマスやイワナ、イトウ、銀鮭の稚魚などを育てています。東日本大震災を機に家業を手伝うようになり、今は、父、母、弟夫婦、妹と一緒に約200トンの魚を養殖しています。震災後、独自の餌や育成方法で育てた大型ニジマスを「八幡平サーモン」としてブランド化しました。私と妹は育成や営業、加工販売を担当しています。 採卵、受精、孵化といった命を育む作業から携われるのも、豊富な湧水に恵まれ、年間を通して
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