11月21日、オバマ米大統領は、議会超党派の特別委員会が財政赤字削減策について合意できなかったことを受け、共和党が歩み寄りを拒否したと非難(2011年 ロイター/Kevin Lamarque) [ワシントン 21日 ロイター] オバマ米大統領は21日、議会超党派の特別委員会が財政赤字削減策について合意できなかったことを受けて声明を発表し、多くの共和党議員が歩み寄りを拒否したと批判するとともに、2013年から発動される自動的な支出削減を回避しようとする動きには拒否権を行使する、との考えを示した。 オバマ大統領はまた、米国はデフォルト(債務不履行)に陥る差し迫った脅威には直面していないとした上で、今後10年間に「何とかして」少なくとも2兆2000億ドルの赤字を削減すると表明した。 大統領は議会に対し、赤字削減策に関する合意に向けて「倍の努力」をするよう求めた。