11月22日、エジプトで暫定統治を行う軍最高評議会のタンタウィ議長は、テレビ演説で、大統領選挙を予定よりも約半年繰り上げ、来年6月末までに行うことを表明した。カイロで撮影。提供写真(2011年 ロイター/Middle East News Agency) [カイロ 22日 ロイター] エジプトで暫定統治を行う軍最高評議会のタンタウィ議長は22日、テレビ演説で、大統領選挙を予定よりも約半年繰り上げ、来年6月末までに行うことを表明した。議会選挙は予定通り今月28日に開始するとしている。 さらにタンタウィ議長は「国民が望むなら、軍は引き上げる準備ができている」と述べ、早期に民政移管すべきかどうかを問う国民投票を実施する可能性を示唆した。 エジプトでは19日以来、早期の民政移管を求めるデモ隊と警官隊が衝突を繰り返しており、これまでに37人が死亡。暫定内閣は20日、総辞職を表明し、軍評議会がこれを承認