INTRODUCTION 上映時間・86分 昭和11年6月から朝日新聞に連載された坪田譲治の同名小説の映画化。小学生の兄弟の日常を活き活きとつづった人間ドラマ。小学5年生の善太と1年生の三平の兄弟は、田舎の自然の中で楽しい夏休みを過ごしていた。ところがある日、父親が私文書偽造の疑いをかけられて警察に連行されてしまう。家計を支えるため母親が働かなければならず、まだ幼い三平は叔父の家に預けられることに。こうして兄弟は離ればなれの毎日を送りはじめるが……。 STORY 瀬戸内海の小島。その丘の上に善太(葉山正雄)と三平(爆弾小僧)の家と牧場がある。二人は仲良しの兄弟で、牧場の手伝をしてよく働いた。ある日二人は、見知らぬ老人に馬に乗せてもらった。家に帰ってお母さん(吉川満子)にそのことを話したが、何故か母の表情は暗かった。この人は実は二人の祖父の小野老人であった。十年前、小野老人は母の久子を自分の
サイコスリラーの元祖とも称される巨匠フリッツ・ラングの名作『M』 - (C)Foremco Pictures Corp./Paramount Pictures SF映画の古典的名作『メトロポリス』(1927)などで知られる、オーストリア出身の才人・フリッツ・ラング。実在の殺人鬼をモチーフにした『M』(1931)は、ラング初のトーキー作品にしてサイコスリラーの元祖とも称されるドイツ映画。とても85年も昔の作品とは思えない現代的な面白さに、冒頭からがっつりと引き込まれる映画黎明期の傑作だ。(文・今祥枝) 1920年代に、ドイツを震撼させた連続殺人鬼“デュッセルドルフの吸血鬼”と呼ばれたペーター・キュルテンをモチーフにした本作。幼い少女が次々と惨殺される事件が発生し、警察の懸命な捜査も虚しく犯人は見つからない。そんな中、犯人は直筆の手紙を新聞社に送りつけるという大胆な行動に出る。掲載された文面は
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