コラム：ＥＵが電力会社に課税も、電気高騰対策の切り札なるか３月２３日、欧州連合（ＥＵ）は、電気料金の高騰に苦しむ市民や企業を助けるための財源として、エネルギー企業を対象とした超過利潤税の導入を検討している。写真はイタリア・モンタルトディカストロの送電網。２０１７年８月撮影（２０２２年 ロイター/Max Rossi） ［ロンドン ２３日 ロイター Breakingviews］ - 欧州連合（ＥＵ）は、電気料金の高騰に苦しむ市民や企業を助けるための財源として、エネルギー企業を対象とした超過利潤税の導入を検討している。この税金は単純な仕組みのように聞こえるが、実施するのは見かけより大変だ。 ドイツ、フランス、イタリアの電気料金は１年前まで、年間契約価格が１メガワット時（ＭＷｈ）当たり５０ユーロ前後で推移していた。しかし、その後は頻繁に同１５０ユーロを超えるようになり、昨年１２月には３００ユーロ超まで跳ね上がった。
