スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが生誕してから、今年(2018年)で100年になります。 あなたはもしかすると、イングマール・ベルイマンの映画はいちども観たことがないかもしれません。でも、あなたが映画ファンなら、知らないうちにベルイマンの影をずっと見てきたはずです。誰もが知っているあの映画この映画が、ベルイマンから生まれたものだからです。 たとえば、デヴィッド・フィンチャーの『ファイト・クラブ』。ブラッド・ピットがカメラに向かって消費社会への怒りを吐き出すと、あまりの怒りでフィルムが映写機のスプロケットから外れるという衝撃的なシーンがあります。あれは、ベルイマンの『仮面ペルソナ』(67年)という映画で、ヒロインの怒りでフィルムが映写機に引っかかって炎上するシーンに影響されています。 さらに『ファイト・クラブ』ではエンディングにペニスの写真が1コマだけ、サブリミナルのように挿入され
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