ウクライナでの戦争や金利上昇、世界的なリセッション(景気後退)などリスクが重なる中で、投資家は安全資産の確保を急いでいる。彼らがこれまでに行きついたのは米国株、とりわけ大型株だ。 S&P500種株価指数はこの2週間に8%余り上昇し、2月24日のロシアによるウクライナ侵攻以降の下げを全て取り戻している。一方、ハイテク株の比重が高いナスダック100指数はこの間、11%近く上昇した。企業の利益は堅調と見られ見通しも改善しており、世界各地の株式が直面する多くのリスクにもかかわらず、米国株がこうした上昇を維持できると考える理由はある。 ラッファー・テングラー・インベストメンツのナンシー・テングラー最高経営責任者(CEO)兼最高投資責任者(CIO)は電話インタビューで「市場は冷酷だと人々は感じている」とした上で「それは正しい」と語った。
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