サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会はスペインが延長の末、イニエスタの劇的なゴールでオランダを下して初優勝を遂げた。W杯を振り返り、現地の様子を伝える武智編集委員の取材ノート。7月9日から11日の決勝までの分を公開する。7月9日この日は午後からサントン地区と呼ばれる比較的治安が良いとされるヨハネスブルク市内のショッピングセンターに出かけた。さすがにもう残っているのは4チームだけとあっ
2010年サッカーW杯南アフリカ大会決勝、オランダ対スペイン。優勝を喜ぶスペインの選手たち。(2010年7月11日撮影)(c)AFP/PEDRO UGARTE 【7月12日 AFP】(記事更新、写真追加)2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)決勝、オランダ対スペイン。スペインが1-0で勝利し、初優勝を果たした。 大会初戦で敗れたチームが優勝するのは史上初。スペインはスイスとの1次リーグ初戦を0-1で落としていた。 オランダは1974年西ドイツ大会、1978年アルゼンチン大会に続き3度目の決勝進出だったが、今回も涙をのんだ。 試合は120分間を戦い0-0のまま、PK戦を迎えるかと思われたが、延長後半11分にアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)の得点でスペインが先制。スペインはそのまま逃げ切った。 オランダは延長後半4分、2枚目のイエローカードで
コンパクトなスペインはこの日も変わらなかった。 中盤の攻防では常に数的有利な状況を生みだし、オランダの司令塔スナイデルに、良い体勢でボールを受けるチャンスを与えなかった。そんなスペインの守備を前に、オランダはロングボールを蹴りだしてばかりだった。 だが、ファンマルバイク監督はそうなることは計算済みであるかのような作戦を取った。 オランダはスペイン陣内でゴールキック、スローインなどのリスタートを敵に与えるたび、FWファンペルシをボールに近い選手に必ず貼り付けた。スペインお得意のパス回しの第一手をそうすることで封じようとしたのだ。そしてそれは極めて効果的だった。 自らのゴールに近いエリアで、一度でもミスをすれば致命傷を負いかねない状況……スペインは無理をしてショートパスをつなぐのではなく、とりあえず相手陣内にボールを送ることを優先した。それによってスペイン本来の最終ラインからのパス回しは、いつ
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