私が松田龍平をテレビではじめて見たのは『御法度』という映画の記者会見かなんかで、たしか監督の大島渚が美少年やら目に色気があるやら誉めていて、私は「同意しかねる」と当時は思い、それきりその熊谷真実の甥っ子のことは何年も忘れて暮らしておりましたが、うーんなんていうんでしょうね。別に私の好みが変わったわけじゃない、松田龍平が魅力を増しただけなんだ、うんそうなんだ。いやね、なにが言いたいのかというと私はもしかしたら松田龍平がすごく好きかもしれないんだ。言ってしまった。好きになってしまったかもしれないんだ。 かつて北村有起哉目当てに購入した『長州ファイブ』のDVD、これ映画の中盤で北村有起哉がいなくなってしまうから後半はちょっと退屈だって思ってたのに今じゃ後半は松田龍平のみに集中して楽しめるからイイネ、なんて思ってしまっているんだよ。『龍平のみでも善き哉』と毛筆で書いて床の間に飾りたいぐらいなんだ。