子供の頃、どんな夢を見ていましたか。 どんな大人になると思っていましたか? 私はこの間、授業で、「先生の授業を取ってから頭からワークショップが離れない、夢にまでみる。はまってしまった。」と言われました。彼は大学4年生後期でまだ単位が足りていないのでどうしても履修をしなければならないと抽選の際に申し出てきた男子学生です。いつも遅刻してくる学生ですが、大学生活の最後に、何か夢中になれる授業があったならそれは本当によかったと思っています。これまでにも、「4年の最後に**を受講して**先生に出会いそれからずっと大学生らしい講義を受けれたことを心より嬉しく思います。」とメールをもらったこともあり、私が大学に来たことで、何か誰かの役に立てているなら嬉しいと思います。 一方で、私は博士課程に入るまで、大学教員になるというイメージを持ったことが無かったのも確かです。博士課程進学は子供の頃から「きっとするこ