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ブックマーク / 1000ya.isis.ne.jp (3)

  • 0913 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    神曲 ダンテ・アリギエーリ 集英社 1976 Dante Alighieri La Divina Commedia 1307~1320 [訳]寿岳文章 驚嘆、飛翔、篤心だ。回復しがたい罪状であり、壮大きわまりない復讐である。あるいは偉大な作為そのものだ。それなのに至上の恋情で、比較のない感銘の比喩である。また深淵の祈念で、阿鼻叫喚であって、それでいて永遠の再生なのだ。 ダンテ。神曲。ディヴィナ・コメーディア。神聖喜劇。ここには人文の地図があり、精神の渇望があり、文芸のすべてに及ぶ寓意が集約されている。それは宇宙であり、想像であり、国家であり、そして理念の実践のための周到なエンサイクロメディアの記譜だ。あらゆる信念と堕落の構造であり、すべての知の事典であって、それらの真摯な解放である。 ダンテ。神曲。ディヴィナ・コメーディア。神聖喜劇。こんな途方もないフォーマットをもった物語には、めったにお

    0913 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
    riddim_m
    riddim_m 2015/11/14
    寿岳文章訳
  • 1096 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    ジョージア・オキーフ ローリー・ライル PARCO出版局 1984 Laurie Lisle A Biography of Georgia O'Keeffe 1980 [訳]道下匡子 30代半ばのころ、ある雑誌から20世紀の画家を5人選んでほしいというアンケートがきた。ちょっと迷ったが、サルバドール・ダリ(121夜)、ジョージア・オキーフ、フランシス・ベイコン(1781夜)、横山操、中村宏をあげた。こんな5人を選ぶ者は地上には一人もいないはずだ。 ちょっと迷ったのはマックス・エルンスト、ジョルジョ・デ・キリコ(880夜)、パウル・クレー(1035夜)、ポール・デルヴォー、横山大観(1470夜)、菱田春草、村上華岳、平福百穂らが20世紀の初頭でひっかかること、画家がタブローに徹していたかどうかということ、アンリ・ルソー、バルテュス(984夜)、ファブリツィオ・クレリチ、レオノール・フィニ、田

    1096 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
  • 松岡正剛の千夜千冊

    先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

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