国大協報告書のダイジェスト版の最終ブログです。なお、国大協はこの報告書に「ダイジェスト版」という表現はつけないかもしれません。ダイジェスト版にしては、スライド枚数130部という大部な報告書になってしまいましたからね。 ********************************************
![運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(ダイジェスト版)(その3) - ある医療系大学長のつぼやき](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3ff6d9ca2c28536e824b70ca2e835c01cb7f40df/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogimg.goo.ne.jp%2Fuser_image%2F25%2F1d%2F0cc955540137b3d6ff1048144e23c2f2.jpg)
鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 国立大学協会から「運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究」というお題を頂戴し、その分析結果を約2年間かけて「国大協報告書草案」として、このブログに掲載してきたわけですが、この度、総まとめとしてダイジェスト版を提出しました。それを今日から数回に分けてアップしておきます。ダイジェスト版とはいってもずいぶんと分量が多くなるので、どのような形にしようか迷ったのですが、だらだらと文章を書くのはやめにして、すべてスライド原稿にし、そのスライドに一言ずつコメントを書き込むことにしました。 当初、与えられたテーマである「運営費交付金削減の影響」ということに応えるデータが得られるかどうかわからなかったので、遠回りにはなるのですが、まず論文数に影響する原則的な要因を知るためにOECD
鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 1月28日の国立大学協会・調査企画会議での報告が終わり一息ついています。スライド100枚を超える資料で説明しましたが、おおむね良好なご評価をいただき、今後、各大学に配布するダイジェスト版の報告書の作成を急ぐことになりました。また、委員の皆様からは、いくつか貴重なご意見を頂戴しましたので、そのご意見を踏まえた報告書にするつもりです。 ブログの読者の皆さんには、まず前回の続きをご報告しないといけませんね。前回は、研究者数と論文生産性の関係性を分析した結果でしたね。日本では教員の研究時間の測定が経常的に行われておらず、教員数にしても、また、研究費にしても評価することが困難であり、そして国際比較が困難であるという問題がありました。それを、可及的に妥当と思われる仮定のもとに理系のFTE研究者
鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 「日本の存在感低下、科学論文や特許出願数」 これは今日の朝日新聞のある記事のタイトルです。「今年の科学技術白書が厳しい現実を指摘した」とあります。 僕がずいぶんと前から一生懸命訴えてきたことがようやく認識されはじめたのかな、という感じですね。 科学技術白書を覗いてみると 「・近年、山中教授等卓越した研究成果の産出はあるが、全体として論文生産の量・質のシェアや順位が低下⇒我が国の研究活動における存在感の低下を示唆 ・我が国の研究費は着実に増加してきたが、米国、中国等主要国の研究費の伸びは、我が国に比べ高い。」 と記載されており、今までは論文の量を書くことがタブー視されていたのが、「量・質」という表現になっていることは、少し進歩したと思います。そして、「主要国の研究費の伸びはわが国に比
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